システム経営学教室 Research and faculty introduction

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システム経営学教室

大変だったが、何事にも代え難い自身の財産に

4年 大畑 絵美

私は、国内の空港の滑走路周辺から産出される「刈り草」の畜産的有効活用を促進することを目的とした研究に取り組みました。これは、空港事業において廃棄物扱いとされている「刈り草」を、家畜の飼料や敷料として利用することで、「刈り草」の畜産的有効活用を促進していこうとするものです。

国土交通省航空局においても「刈り草」の有効活用を促進しており、これには畜産的利用も包括されていますが、その利用実態に言及した先行調査研究はほとんど見当たらないのが現状でした。そのため、まず国内の空港における「刈り草」の処理・流通の実態を明らかにすることから始める必要があり、全国の空港にアンケートを送付し、国土交通省航空局や成田国際空港株式会社にて聞き取り調査を行いました。

先行調査研究がほとんどない状態で研究を進めていくことは大変でしたが、その分、新たな知見を自身の調査研究によって得ることができ、その経験は何事にも代え難い自身の財産となりました。また、この研究を通して、畜産分野が一般社会において果たせる役割の幅広さを改めて実感することができました。

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