学生からのレポート Report

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国際学会に参加して

「国際学会に参加して」

大学院 獣医生命科学研究科 応用生命科学専攻
博士後期課程1年 影山敦子

「My first experience:国際学会への参加」

▲SSR会場

▼SSRは生殖学関連の著名な国際学会です。

▲早朝から発表開始!

私は、7月下旬、カナダ・モントリオールで開催されたSociety for the Study of Reproduction (SSR)に参加し、自身の研究結果に関してポスター発表をしてきました。

過去に、国内での学会や研究会には定期的に参加して口頭発表やポスター発表を重ねてきており、発表には多少の自信がありましたが、今回の国際学会への参加を準備していくうちにいくつかの不安が浮かび上がってきました。まず、海外へ行くことが初めてだったことに加え、英語での発表および質疑応答の事前練習において自身の英語力の不十分さを痛感しました。とはいえ、参加は既定路線であり、また私一人での参加であったため、「頼れるのは自分だけ!」という強い意志のもと、時間が許す限り英会話力(特にリスニング力)向上に努めました。

本番を迎え、いざ発表という時になってせっかく準備した原稿内容を忘れ、頭が真っ白になるハプニングもありましたが、日頃練習してきた成果を発揮して何とかのりきることができました。また、認識していたつもりでしたが、日本との習慣(挨拶様式など)の違いに戸惑う部分も多々ありました(実際の環境に身を投じないとわからない!)。少し?ドタバタな発表だったと思いますが、そのような状況であっても海外の研究者はとてもフレンドリーで、安心して受け答えすることができました。最も印象的だったのは、「凍結精子を用いた人工授精で健康な産仔を得られました」と説明した際に、「Congratulation!」という言葉が返ってきたことです。このときは心から嬉しく感じました。

さらに、SSRでは他の研究者がどのような研究をしており、またどのように発表しているのかを学ぶ良い機会となりました。参加前は不安な気持ちでいっぱいでしたが、帰国した現在では着実に研究を積み重ねてまた参加したいという思いが強くなっています。同時に、英語力をもっともっと磨かなければと 強く感じています。今回の経験を今後の研究活動への活力(糧)とし、海外発表で結果を残せる研究者になるべく進んでいきたいと思います。

▲早朝のせい?参加者はまばらです。発表会場は広大!