学生レポート「渡邊 俊明」

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

『八丈島の優しさにふれ愛を奏でる演奏会』

愛奏会ウィンドアンサンブル
渡邊 俊明(獣医学科4年)

僕達、愛奏会ウィンドアンサンブルは、8月8日~8月12日にかけて、八丈島にて夏期合宿を行いました。昨年も今年同様に、八丈島にて合宿、演奏会を行ったのですが、昨年の合宿は僕達にとって本当に素敵な思い出となりましたし、その後、三根小学校の高城栄則校長先生から「八丈島では、コンサートなどが行われる機会も少ないため、音楽に触れる事も少なく、そのため昨年のコンサートがとても新鮮で、それがきっかけで三根小学校に金管クラブができたので、是非今年も来て下さい。」との大変喜ばしいお言葉も頂いたため、今年も八丈島を合宿先に決定したわけです。

昨年の合宿で高城先生には本当に親切にして頂いたため、愛奏会一同、高城先生のお誘いに誠心誠意で応えたく、合宿前や合宿中はかなり過密スケジュールとなり、大変でしたが、もしも厳しい練習を乗り越え、開催した演奏会で、少しでも聴衆に感動してもらえたなら、それは愛奏会にとって一番の喜びであり、また次回演奏会の原動力ともなるので、成功を信じて一生懸命に楽しんでやり遂げることができました。

愛奏会のメンバーは、不平不満も言わずに朝夕ご飯を15分で食べてくれたり、40分しかないバーベキューで肉を鳥のように飲み込んでました。

そのような経緯のもと、8月11日に本番を迎えたわけですが、去年よりも多い150名もの方々にお越し頂き、また、三根小学校の生徒さんとの合同演奏も行うことができ、僕達も心底楽しんでコンサートを終えることができました。演奏会終了後、最終日に、「見晴らしの湯」、「登龍峠展望」、「南原千畳岩」など、八丈島の観光名所を高城先生に案内して頂いたり、島民の方々からお礼の西瓜や胡瓜などを頂いたりする度に、高城先生をはじめ八丈島の島民の方々の振る舞いに心温かくなり、頑張って練習してきて良かったなと心底思えたことに心から感謝しています。今回の合宿を通して、愛奏会が八丈島に滞在している間、最初の最初から最後の最後まで(行きの船が着く数時間前から帰りの飛行機が離陸して雲に消えるくらいまで)温かく接して下さった高城先生、島の方々にこの場を借りて心より感謝申し上げます。

「東京に戻っても、八丈島での思い出が僕たち愛奏会一同の心に、今尚、満ち溢れています。普段なかなか触れることのできない優しさに触れ、それが人として持つべき大切なものであると感じました。この思い出は、僕たちを大きく成長させてくれると信じています。本当に、本当にありがとうございました。」