学生レポート
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世界獣医学会に参加して

「世界獣医学会に参加して」

大学院 獣医生命科学研究科 獣医保健看護学専攻
博士後期課程2年 宇田川智野

 私は、2013年9月17日から20日の4日間に渡ってチェコ共和国の首都プラハで開催された31回 世界獣医学会(World Veterinary Congress ,WVC)に参加し、博士論文研究で進めているイヌUCP2および3遺伝子のDNA多型と臨床生化学値の相関に関する研究「Structure and SNP discovery of dog UCP2 and 3 genes and their genetic association with clinical characteristics」の研究成果の一部をポスター発表しました。

オープニングセレモニーの様子
オープニングセレモニーの様子
会場撮影したプラハ市街地
プラハ市街地

 WVCは各国の獣医師が会員として加盟する世界獣医師連盟(world veterinary association, WVA)が2年に一度開催する総合的な獣医学術に関する学会です。今回、世界72ヶ国約1300人の参加があり、学会のプログラムは、イヌネコ内科、イヌネコ外科、ウマ内科外科、ウシ医学、ブタ医学、エキゾチック医学、水生動物医学、動物福祉、食品衛生、疫学、家禽医学などのセッションごとにシンポジウムが行われ、各日お昼または夕方にポスター発表が行われました。基礎系から臨床まで内容、対象動物種ともに幅広いポスターが363演題発表され、アカデミックな雰囲気に大変刺激を受けました。会場の外に目を向けると、プラハ城や旧市街など世界遺産に指定されている大変美しい中世的な街並みが一望できます。学会の合間には市街地の散策も行い、歴史と文化そして伝統の大切さをあらためて感じとても感慨深いものがありました。

 学会終了翌日には、メンデルの法則を報告したメンデルが司祭として生活し、エンドウの実験も行っていた修道院の一部が博物館になり公開されている“遺伝学者の聖地”とも言える場所まで足を運びました。プラハから電車で片道約3時間のブルノにあります。その庭園にはエンドウやベゴニアが栽培され、博物館の中では写真や実験ノート、模型などの展示物と説明があり、遺伝学の歴史を肌で感じる事ができました。
 今回の国際学会発表で得た貴重な体験を、今後現在取り組んでいる研究にそして、残りの博士学生生活を一層有意義に過ごせるよう生かして行きたいと思います。
 最後に、国際学会発表の貴重な経験をさせて頂きました指導教授近江俊徳先生に感謝致します。

ポスター展示
ポスター展示

メンデル博物館と修道院
メンデル博物館と修道院