実際に工場へ行き、目で見て、説明を聞いて、匂いを感じ、肌で触れることにより、五感で体験した5日間であった。
この実習で一番北海道に来たと実感させられた場所は、八雲町乳牛育成牧場であった。
遠方まで広がる草原、群がる牛そして空気に触れることで北海道の土地を全身で感じた。
夏の夜空を彩る洞爺湖温泉の湖上花火は私たちに深い感慨を与え、4日目に食したジンギスカンは、現地の味を実感させてくれた。
そして、あらためて「働く」ということを考えさせられた実習であった。
様々な工場の中で、製造、研究そして案内係りの人、それぞれが皆真剣だった。
この実習で得られた経験をこれからの就職活動や将来に活かしていきたい。
今回の北海道実習において、数々の工場や牧場の視察を経て、多くのことを学び得ることができた。
工場視察では、工場で働く人と消費者の安全面に対する細心の配慮がなされた製造ラインが複数存在することを知った。
また、それぞれの企業が消費者を考え、大切にしていることも強く感じられた。
工場の仕組み以外にも、従業員の方から聞いた言葉「就職すれば、スタート地点は同じだ。」にはこれから社会人として働く自分にとって、非常に感銘を受けるものであった。
多くの友人と共に、朝市や温泉地を訪たり、深夜まで語り合った日々は私の人生の中でも大切な思い出となった。
今後、北海道実習に参加する機会のある学生の皆さんには、是非この貴重な経験をしていただきたいと思います。