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農研機構食品研究部門インターンシップレポート

食品科学科 3年次 澤田 真未

 私は食品の偽装を見破る分析技術に興味があったので、夏期休暇を利用して、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の食品研究部門食品分析研究領域信頼性評価ユニットにインターンとしてお世話になりました。食生活が豊かになっている世の中ですが、食品の偽装の問題が後を絶たないことも現状です。食品の産地判別技術にはいくつかの分析方法がありますが、未だ決定的な判別技術がなく科学的根拠に基づいた産地判別技術が求められています。そこで、今回のインターンシップでは米の産地判別技術の確立を目的とし、複数の産地や品種の米からタンパク質の抽出を行い、違いがみられるかどうかの実験を行いました。実験操作や分析機器の原理を教わりながら実際に自分で手を動かすことで、分析技術の内容をより深く理解できたと思います。
 このインターンシップを通して、以前よりも一層食の信頼と安全を守ることへの関心が強くなり、引き続き分析技術の確立を考えてゆきたいと思いました。このような貴重な経験をさせていただき心より感謝申し上げます。