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「この一冊」 - 図書の紹介- 200802号 | 「栄養・食糧学用語辞典・日本の伝統食品事典・生化学辞典 第4版・生物学名辞典・新獣医学辞典」
栄養・食糧学用語辞典
日本の伝統食品事典
生化学辞典
生物学名辞典
新獣医学辞典
栄養・食糧学用語辞典・日本の伝統食品事典・生化学辞典 第4版・生物学名辞典・新獣医学辞典
200802号
<今回は新刊辞書の紹介です>
辞書が調査・研究・学習に必須であることはいうまでもなく、本学では専門関係のものは網羅的に、その周辺領域に関するものも、内容を吟味して積極的に購入します。
どの辞書でもその編纂・改訂にあたっては数多くの編集者・執筆者の長きに渡る、たゆまぬ、地道な尽力がつきものですが、以下に紹介する5編の新刊辞書もその例外ではありません。
サイズもハンディで、引くだけでなく、ページをとびとびに読んでも、なかなか楽しいかもしれません。
■
栄養・食糧学用語辞典:日本栄養・食糧学会編;建帛社 2007年10月
☆1997年刊の <英和・和英 栄養・食糧学用語集> を底本としているが、これには付されていなかった収載用語についての解説が付された力作となっている。分野が多岐に渡っているが、食品化学分野では、本学食品科学科の松石准教授が編集委員の一人になっている。
■
本の伝統食品事典:日本伝統食品研究会編;朝倉書店 2007年10月
☆大きく農産と水産の2つに分け、加工原理・保存性・栄養・食味などの面で、驚くべき合理性・知恵・工夫を潜める、伝統食品の保存・継承を目的とし、特に技術的側面に重点をおいて記述されている。秋田県のハタハタずしをご存知ですか?
■
生化学辞典 第4版:今堀 和友監;東京化学同人 2007年12月
☆1984年の初版。版を重ねて、この4版は、生命科学研究の留まるところを知らない急激な変貌を背景としての編集である。新しい学術用語が次々に生まれ、旧来の用語の変革を招くといった環境の中で、専門家にも初学者にも役立つように編まれた9年ぶりの改訂版、労作である。
■
生物学名辞典:平嶋 義宏著;東京大学出版会 2007年7月刊行
☆序に、 <まず「読み物」として通読して頂きたい> とある。学名には意味があり、とびきりの傑作もあれば、並のもの、また首をかしげたくなるようなものもあると述べ、やがて学名にのめりこみ、その虜になるだろうと続けている。騙されても、手にとって損にはならない一書である。
■
新獣医学辞典:新獣医学辞典編集委員会編;チクサン出版社 2008年1月
☆今版は<獣医学大辞典:チクサン出版社、1989年刊>の簡明版<明解獣医学辞典:同、1991年刊>を底本としている。獣医学の急速な進歩に対応するために企画されて以来4年半の歳月を経ての刊行である。本学教員の多くも執筆者に名を連ね、 <「獣医学専門用語」を収載した日本で唯一の獣医学辞典の全面改訂版> である。