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シュウカツの友

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競走馬にかかわる仕事 知りたい!なりたい!職業ガイド

(ほるぷ出版 2007)
2013/02/27更新 059号
文章とマンガで綴られる。低年齢層向けなのに具体的で感心しちゃった一冊である。
競走馬とかかわる、として取り上げられた職種は3つ。「調教師」「騎手」そして「厩務員」。調教師としてインタビューに応じているのは藤澤和雄氏。当館では彼をフィーチャーした「プロフェッショナル仕事の流儀」のDVDを所蔵しているので、そちらもご覧いただきたい(ちなみに騎手の章でインタビューされているのは北村宏司氏)。
それぞれの仕事内容、意識の持ち方、これからの傾向、そして具体的な進路の立て方など、細やかな章立て。マンガでの説明部分も効果的である。「騎手の一週間」や「厩務員の一日」など、初めて具体的に読んだ。競走馬を育成する厩舎、という世界を、ちゃんと具体的に見せてくれる本というのは貴重ではないだろうか。なにげにおススメである。

そして読んでいると、馬がいかに繊細で、感性豊かな動物かが伝わってくる。そう、馬ってみんな、個性的なのだ。身体にいろいろ着けるのが好きな馬とか、先頭を走るのがキライな馬とか、鞍をつける腹帯を締めようとしたらお腹をふくらませて反抗する馬とか…。