はたらく人びと

めちゃめちゃ面白いよ。
ラフに書いてしまった。でも、ホントに読んでソンはしません。オススメの一冊。

著者は農家に生まれ育ち、イロイロ葛藤を抱えたらしく「継ぎたくねー一心で」海外に逃亡していたこともあるという。が、今はバリバリの「ペーパー農民」である。
ブログ“フリョウ　ノウミン”は大人気サイトだから、ぜひアクセスしてみるべし。
いやー、逃亡していたころの海外の農業の姿から、現在の農家の姿まで、ぶっちゃけ感たっぷり。あまりにくだけた文章にびっくりしないでいただきたい。内容は、すばらしくマジメだから。マジメに伝えたいから、できるだけ「ぶっちゃけて」書いているのだと思う。
農家の都市伝説だとか、直売所の実態だとか、案山子づくりとかファンキーなブーツへのこだわりとか、ネタはいろいろ。「はじめに」にあるように“農業って今の日本では異文化っぽい感じで遠い世界”だったんだと思う。が、読んでみるとふむふむと近くなってくる。
どんな職業だって、内輪バナシは多彩なもんです（司書だってそうだし）。まずは知ってみなくちゃあ。それには本書がズバリでしょう。

個人的には人気漫画『バガボンド』６巻からの引用がキた。探してみてください、シビレます。