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平成21年度 第2回 FD講演会を開催しました

第2回タイトル
授業内容・教授法の改善を目指して

日本獣医生命科学大学FD委員会主催 第2回講演会
「専門職業人教育におけるPBL(problem-based learning)の役割」

FD委員会 委員長 西村 敏英 (食品科学科 食品機能化学教室 教授)
平成21年度の第2回講演会が、去る6月18日(木)の午後3時30分より5時30分まで、本学B棟411室で開催された。教職員約50名が参加した。今回は、東京女子医科大学名誉教授である神津忠彦先生に「専門職業人教育におけるPBL(problem-based learning)の役割」という演題で講演をしていただいた。
まず、現在の学部教育で学生に身につけさせたい能力の1つとして、「問題探求・問題解決能力」がある。この能力は、大学で学ぶ時に必要となるだけでなく、卒業後にどの進路に進んでも必要とされるものであると指摘した。また、PBLは、この能力を身につけるための優れた教育法であると説明された。
次に、「PBLとはどのような学習であるか」を説明してくださった。PBLは、課題探求から出発する自己開発型学習であり、自学自習能力の育成に役立つだけでなく、学び方や統合学習の訓練、分析・推論・判断能力の育成、プレゼンテーション能力や人間性の育成等の様々な能力の養成を可能とする学習方法であると解説された。PBLを効果的に実施するためには、少人数グループによるPBLテュートリアル教育が良いと説明された。
さらに、PBLテュートリアル教育の実施方法に関して、医学教育での例を用いて、教材内容、テュータの役割、評価方法等を解説してくださった。この教育は、多面的な知識と統合学習能力が要求される臨床実習、臨床研修だけでなく生涯学習への効果的な準備教育としても有効であると結論された。講演後には、活発な質疑応答もあり、2時間の有意義な時間を過ごすことができた。
これからも、FDに関わる様々なテーマを取り上げ、講演会を企画してゆきますので、ご参加をよろしくお願いいたします。