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「沖縄美ら海水族館実習体験記」 3年 深野 華子

沖縄美ら海水族館 8月10日から7日間、沖縄の美ら海水族館に魚類の飼育実習に行きました。1日目は解説員の実習で、水族館すべてのエリアで解説員の方の横について仕事の様子を見せてもらいました。最初、解説員の仕事は魚についての知識をお客さんに聞いてもらうだけかと思っていましたが、実際には毎日飼育員と情報交換をして水槽や魚の状態を把握し、たくさん勉強されていることを知って解説員という仕事の面白さを知ることができました。
その後2日はサンゴ礁の魚を扱う水槽での飼育実習でした。そこでは美ら海水族館ならではの海水の循環システムについての話を聞き、サンゴ礁の水槽に住む外部寄生虫のついた魚の淡水浴の手伝いをさせてもらいました。美ら海水族館は国内の園館では比較的珍しい、目の前の沖合の海から直接海水をひく「開放式循環」という形をとっており、それにより新鮮な海水を常に供給できるというメリットと外からの寄生虫や病原がそのまま入ってくるというデメリットがあるそうです。実際に実習期間中は何度も淡水浴やホルマリン浴に立ち会う機会がありました。一見、常に新鮮な海水が手に入ることは恵まれた環境だと思いがちですがそれにはそれなりのリスクがあることを教わりました。
その後は美ら海水族館で今一番話題である大水槽の飼育実習でした。最初は3尾のジンベイザメと4尾のマンタの調餌をしました。一口に餌といっても彼らの健康状態や食欲などをみながら大量のオキアミを何度も海水で綺麗に洗い、ビタミンやカルシウムを添加して混ぜるという重労働で、それを日に3回行いました。実習全体の中では一番の重労働且つ単純作業でしたがとてもやりがいのある作業で、大水槽の上からマンタの餌やりも体験させてもらうことができました。
翌日には船で海上にある生簀へ連れて行ってもらいました。生簀は複数あり、水族館生まれの子マンタや大きなジンベイザメがたくさんいて、みているだけで圧倒されました。生簀の魚たちも1尾ずつちゃんと食事の管理がなされていて、飼育員の人たちは毎日2回餌やりに行っているとのことでした。また、水族館のダイバーの人たちがシュノーケリングで生簀内に入ってきたゴミを泳いで拾っていることにも驚かせられました。
これらの他にも展示用の生き物の採集に連れて行ってもらったり、イタチザメの搬入を見せてもらったり、深海魚の餌やりをさせてもらったり1週間でたくさんの水族館の裏側の仕事を見せてもらいました。1週間という短い期間でしたが飼育員さんそれぞれのお話を聞くのが何よりも楽しく、とても有意義な1週間でした。