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平成22年度 第2回 FD講演会を開催しました

    日本獣医生命科学大学FD委員会主催講演会
    平成22年度第2回講演会「学生の主体性を促す授業と学生支援」を開催


 平成22年度の第2回講演会が、去る12月24日(金)の午後3時より5時まで、本学B棟411室で開催された。年末の多忙な時期にも関わらず、学長をはじめ教職員74名が参加した。今回は、山形大学地域教育文化学部教授で、高等教育研究企画センター・企画マネジメント部門長の小田隆治先生に「学生の主体性を促す授業と学生支援」という演題で講演をしていただいた。山形大学は、平成20年度に文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」において、「学生主体型授業開発共有化FDプロジェクト」が採択され、積極的に教育改革に取り組んでいる。特に、学生主体型の授業を通じて、学生の能動的学習姿勢の習得を目指している。今回の講演では、講義や研究室において、学生の学習意欲を高めるためにどのように指導してゆけばよいか等に関する内容をお話していただいた。
まず、山形大学でのFD事業の特徴は「公開性と共有化」であり、FD事業は既存の授業改善を目指して行われていると説明された。最近、高等教育のパラダイム転換が求められており、教員が何を教えたかではなく、学生が何を身につけたかが問われている。山形大学が新たに実施したのは「学生主体型授業」であり、意欲、主体性、自己学習能力を身につけさせるための授業方法が解説された。
 次に、学生主体型の授業モデルが紹介された。この授業は、3段階からできている。1段階では、グループに分かれて、あるテーマで各学生がプレゼンテーションを行う。2段階では、各グループの代表者がグループ内で発表し、グループ討論を行う。3段階では、各グループ代表者が、全員の前で発表し、全員で討論を行うと同時に、自分の考えをレポートに書く。これらのステップを通して、学生が積極的に学習に参加し、自分で調べ、発表することで、能動的な学習姿勢が身につくことになる。この授業に参加した学生の感想が紹介され、多くの感想として、授業が楽しく積極的に学習するようになったと記載されていた。また、学生主体型授業を発展させ、学生主体授業の「課題発表コンテスト」を実施し、民間企業や高等学校の先生達を招いて、外部評価を受けている。学生の積極性を引き出そうとする試みである。  
 さらに、学生の学習意欲を引き出すための具体的な指導例を、DVDで紹介してくださった。その中で、「教員がやってはいけないNG」と「教員がやるべきGOOD」の指導例が示され、大変参考になった。
最後に、研究室での学生指導方法も紹介された。①学生とよく話をする。②学生に共感する。③研究について説明責任を果たす。④学生をできるだけ褒める。⑤何事も初めが肝心。⑥信頼関係の構築の6点が挙げられた。私にとっては、目からウロコが落ちた思いであり、今後の授業や研究室指導で是非取り入れたいと思った。
 講演後には、教員による質問も沢山あり、2時間の有意義な時間を過ごすことができた。

  FD委員会 委員長 西村敏英