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第16回国際動物臨床病理学会議で学会賞を受賞しました!

平成26年6月25日から29日にデンマーク・コペンハーゲン市において第16回国際動物臨床病理学会議 (16th Congress of International Society of Animal Clinical Pathology) が開催され、同学会で私が学会最高賞である国際動物臨床病理学会賞(Heiner Sommer Prize)を受賞し、その記念講演を行う栄誉に浴した。同学会は1986年にHeiner Sommer (ドイツ)、Eitan Bogin (イスラエル)、Jerry J Kaneko(アメリカ)の国際的に高名な3名の臨床生化学者が中心となって設立され、2年毎に世界各地で開催されてきた。今回の授賞理由は「獣医臨床分野における犬および猫の代謝病の診断法、治療法の開発を通じて当該分野に多大の貢献が認められる」というもので、これまで行ってきた研究内容が最大限に評価された結果である。今回の学会には25カ国から120人を超える参加者があり、学会期間中に5つのセッションが設定され、延べ30の講演が行われた。ひとつひとつの講演に対して徹底的な質疑応答が行われるのが当学会の習わしであり、今回も朝から晩まで非常に中身の濃い議論が連日行われた。特に急性相タンパク質の診断意義の再定義、非侵襲的検査への新たな取り組みに関して今後の世界の獣医学研究を左右するような提言が数多くなされた。また、本学会は若手研究者の育成も積極的に行っており、私が指導する大学院博士課程3年生の石川真悟君が最優秀ポスター発表者に贈られるEitan Bogin Prizeを受賞した。私自身の受賞と合わせ本学の研究レベルの高さを世界に向けて大いにアピールできたことは喜ばしい限りである。


獣医学部長(基礎獣医学部門 形態機能学分野 教授) 新井 敏郎