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三浦亮太朗助教が日本繁殖生物学会より奨励賞を受賞しました

 この度、日本繁殖生物学会より『ウシの第1卵胞波主席卵胞の生理学的性質および受胎性への影響』という研究テーマで奨励賞を受賞させていただきました。
 ウシは発情周期中に、2-3回の卵胞の発育(卵胞波)が発現することが知られており、その中でも発情直後から発育する卵胞群を第1卵胞波といい、その中で最大卵胞になったものを主席卵胞と呼びます。この第1卵胞波主席卵胞はほぼ全てのウシで発育しますが、排卵に至ることはなく閉鎖してしまい、ウシの受胎性におよぼす影響はこれまで十分に調査されておりませんでした。そこで、この第1卵胞波主席卵胞の性質とそれが受胎性におよぼす影響を調査したところ、自然状態で排卵に至る卵胞と性質が異なること、そして人工授精後に第1卵胞波主席卵胞が卵巣内でどのように発育するかで受胎性が大きく異なることが明らかになりました。この事実は、第1卵胞波主席卵胞の発育動態が受胎性に影響を与えることを初めて示した報告であり、ウシの繁殖生理に新たな展開をもたらすことができたと考えています。
 この研究は、多くの共同研究者や学生の皆様の協力によって進めることができました。この場を借りて関係者の皆様に深謝したいと思います。そしてこの研究をさらに進めてよりいっそう精進して参りたいと考えています。

(獣医学部獣医学科 産業動物臨床学研究室 助教 三浦亮太朗)

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