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平成26年度教育・学習方法等改善プログラム成果報告

プログラム名:獣医学教育国際認証推進室の設置

基礎獣医学部門 形態機能学分野
教授 新 井 敏 郎

 現在、日本の獣医系大学にも獣医学教育の国際通用性(グローバル化)が求められ、将来的に欧米における獣医学教育のグローバル・スタンダードを視野に入れた質の向上が求められてきています。
 そこで本学では、欧州獣医学教育確立機構(EAEVE)基準の詳細な内容、認証取得に向けた活動などの調査を目的とする「獣医学教育国際認証推進室」を平成26年に設置し平成28年3月までの2年間様々な活動を展開しました。研究組織は、当時獣医学部長だった私を推進室長として、獣医学科長、付属動物医療センター院長、大学院獣医学専攻主任、事務部大学院課課長、特任教授1名、准教授2名、講師1名、専任嘱託助教1名を室員として組織し、資金面においては、大学から教育・学習方法等改善プログラム支援事業に認定いただき、200万円/年度(26~27年度の2年間)の研究調査費支援により活動しました。主な活動内容としては、EAEVE認証取得に向けた国内外の大学(北海道大学、鹿児島大学、ムルシア大学、カリフォルニア大学・デービス校)の活動状況調査、国際シンポジウムの開催、国際共同研究事業の予備交渉などを行いました。その結果、国内では北海道大学・帯広畜産大学の共同獣医学部がEAEVE認証取得に関しては最も準備が進んでおり、臨床施設拡充、教員増員、参加型臨床実習のためのカリキュラム変更など大学を挙げて取り組んでいることが分かりました。また、スペイン・ムルシア大学からはEAEVE認証受審のノウハウなど貴重なアドバイスをいただくこともできました。最終的には、これらの調査内容をまとめた報告書を作成し文部科学省、農林水産省をはじめ関係各所に配布し、高い評価をいただきました。また、これらの活動成果を、平成28年6月2日午後4時30分からB-313講義室において開催された、第1回FD・SD委員会合同講演会において報告する機会を得て、獣医学部関係者のみならず本学の全教職員に対し獣医学教育グローバル化の必要性を周知することができました。

国際レベルの北海道大学動物医療センター

北海道大学 学生臨床実習のための広い手術スペース

ムルシア大学 動物臨床センター

ムルシア大学 学生参加型臨床実習

第1回FD・SD委員会合同講演会①

第1回FD・SD委員会合同講演会②