副牧場長挨拶タイトル
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「愛しい動物達の生命を受け継ぐために」 富士アニマルファーム 副牧場長 小林眞理子(獣医保健看護学科獣医保健看護学応用部門 教授)
 本学付属牧場「富士アニマルファーム」は、四季折々、美しい姿を見せてくれる富士の裾野にあり、ここでは乳牛、肉牛、ウマ、めん羊、ヤギおよびイヌなど数多くの動物たちが飼育されています。日本で僅か数百頭しか飼育されていないガンジー種という乳牛も含め乳牛の5大品種も全て飼育されています。
 富士セミナーハウスと牧心寮の二つの宿泊研修施設も併設されており、宿泊しながらの各種活動を可能としています。大学教育施設として、獣医学科、獣医保健看護学科および動物科学科のオリエンテーションレベルのものから専門性の高い実習まで、4月から10月まで毎月何らかの実習が行われています。また、実習だけではなく、教員および学生の研究機関としても重要な意味を持つ施設として利用されています。さらには、提携大学・専門学校からの実習受け入れ、官公庁や所属自治体・学協会の各種行事や見学交流会にも積極的に協力しております。以上のような大学付属牧場としての機能が円滑に進行するように、動物の飼育管理、施設・設備などの維持、環境保全や現場事務などを、現地スタッフで行っています。このように日々の業務・実習で大変な中、牛乳、堆肥などの生産、販売も行っており、少数の現地スタッフの努力には頭が下がる思いです。以上のような活動の一部は本学ホームページ「付属牧場便り」に掲載されております。また、平成27年度より吉村牧場長の発案で、牧場を舞台とした研究に関する報告を「フィールドサイエンス牧場研究」にて取り上げることになりました。牧場での活動を広く知っていただけましたら幸いです。
 現在、日本の食物自給率は、カロリーベースで40%程度と言われています。経営困難から廃業する酪農家も多いと聞き、これが昨年から続く慢性的なバターの不足の原因の一つと指摘されています。このような状況下、健全な食生活を実践することができる人間を育成することを目的として食に関係する様々なことを経験し学んでもらう「食育」という考え方が注目されています。本学付属牧場の利用された皆様が、畜産に少しでも興味を持っていただけたらうれしい限りです。