4つの指針
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≪研究≫

 富士アニマルファームにおける期待される研究課題は、生産現場での活動の中から解明を必要とする問題を摘出考究し、同時に畜産の各専門分野における成果を統合して生産技術を構築し、それらを経営や地域のフィールドに適合し得るように総合的に体系化することである。かって農学分野では「農民に学べ」「生産現場から問題を見い出せ」というのが研究の出発点で、農学と農業は表裏一体であった。しかし今日の研究は、社会的な要請や学問の目覚ましい進歩に対応して、多様化、細分化が著しく進行し、単純化させた条件下で因果関係を解明し学術論文として多くの成果をあげてはいるものの現実とのずれが拡大していることも事実である。研究者はややもすれば生産現場から遊離し、総合性を欠き、狭い研究分野に埋没しがちであることが懸念されている。このような時に総合的、体系的、生態的立場から研究を組み立てることが可能なフィールドの果たすべき役割は非常に重要であり、その存在は高く評価されるべきなのである。富士アニマルファームの動物飼養に対する豊富な経験に裏付けられた技術と知識をもつ場員の存在は、本学における研究の推進力となって大きな役割を果たしている。今後は同じく生命を扱うことを研究課題としている医学との関わりの中で益々重宝がられるものと期待されている。

研究1 研究2