4つの指針
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≪生産≫

 富士アニマルファームの存在の第一義的な目的は、学科、学部が実施する教育・研究の支援を着実に行うことである。しかしそれは生産活動があってのもので、その技術指標は高いレベルを目指していかなければ教育・研究の質を担保することはできないし、付属施設で実施されるそれらの意味を見出すことはできない。時代が変わっても人間生活の原点が食と農業にあり、人間が食する限り農業は滅びることはなく、人間が生き続ける上で生産現場を対象とした教育と研究は一時たりとも中断できない大切なことである。しかしながら世界の食糧需要の増大が確実化されている現状においても尚、我が国では農業者の生産することの苦労に比して食料品が廉価で売られていることは現実であり、現在の農家の暮らし向きは決して楽ではない。同様に富士アニマルファームの生産活動においても自助努力だけでは生産物の売り上げは限界に達しており、経営的には多くの問題を内包したまま解決に展望を見出すことはできないでいる。そういう中にあっても我々場員は日本の未来における農業の意義と役割を信じて、環境を保全しながら生産活動を持続的に行う最適の方法を見出したいと考えている。さらには苦しさの淵に漂っていたとしても生産活動と同様に動物の福利についても十分な配慮が必要であると考えている。

生産1 生産2