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第10号:「産業動物臨床実習」

吉村 格(准教授/牧場長補佐)

2007/7/17 更新
 獣医学科5年次の産業動物臨床実習が5月21日~25日にかけて行われた。臨床獣医師としての自分の将来を見据えた学生達の真剣な眼差しは、実習の準備をして下支えする我々場員の励みとなる。夢であった獣医師となるために、黙々と灰色の青春時代を過ごし、高い偏差値をものともせずに我が大学の門を叩き、その後の6年間も専門性の高い教員に朝早くから夜遅くまでたたき込まれる毎日。彼らの動物の「生」と「死」に対する興味と関心は止まることを知らない。互いに切磋琢磨し這い上がってきた獣医の卵たち。今、彼らのメスを持つ手は意志とかけ離れて動き、縫い針を持つ指先の震えは止まらずとも、彼らの自己犠牲を厭わない動物愛護の精神は、今後、何百頭、何千頭、何万頭の動物たちを痛みと苦しみから解放することになる。富士アニマルファームの場員は出来る限りの協力体制を整え、彼ら未来に熱いエールを送るのである。