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第11号:「未来への挑戦」

吉村 格(准教授/牧場長補佐)

2007/7/31 更新
 現在、二酸化炭素の発生を抑えるための方策として、トウモロコシからアルコールを蒸留してバイオ燃料にする試みが現実のものとなってきている。しかし、トウモロコシは家畜用飼料として、これまでも、これからも、最も重要な穀物である。バイオ燃料蒸留後のトウモロコシ残渣は、果たして乳牛(搾乳牛)の飼料として利用価値はあるのだろうか。動物栄養学教室では、今、世界でもっともホットな研究を進展させるために、42日間連続で泊まりがけの実験を遂行中である。指導する教員の心配をよそに、朝暗いうちから夕暗くなるまで学生達は気力と体力の限りを尽くして課題に挑戦している。しかし、熱意とは裏腹に思い描いた実験結果を伴うことは少なく、徒労に終わることも多い。それでも猶、地球の未来に対する彼らの純粋な思いは、データー収集の手を休めさせないのである。