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第15号:「動物の協力あってこそ」

吉村 格(准教授/牧場長補佐)

2007/10/22 更新
 新設された獣医保健看護学科に入学した学生達も3年次になり、自分たちの夢に向かって邁進中である。それぞれ希望の研究室に入室を許され、忙しさが増した学生生活を頑張っているようだ。
 基礎部門に入室した学生4名が向山教授に連れられて犬の採血にやってきた。我々が飼育している12頭のビーグル犬もこのところ学生達の実習や実験で大活躍である。指導教員の熱意もさることながら、今回は学生達のやる気と手際の良さには少々驚かされた。学生達に身をゆだねる犬の表情から学生達の質の高さが伺える。まだ3年次になったばかりの学生である。
 今回の「附属牧場だより」は、その学生達にお願いして、どういう研究をやっているのかを「400字」で書いて貰うことにした。
 『獣医保健看護学科:基礎部門の動物免疫学分野では、イヌの血液型遺伝子発現に関する研究の一部として、血液型判定用モノクロナール抗体の作成に向けて研究を行っています。イヌの血液型には主に、DEA型システムが用いられています。DEA型には1.1型、1.2型などが存在し、イヌの90%以上は1.1型であり、残りの数%は1.2型およびその他の型に分類されています。このDEA型判定用モノクロナール抗体を作るためには免疫抗原として、それぞれ1.1、1.2およびその他の型を保有するイヌの新鮮な赤血球が必要です。そのため本学内および富士アニマルファームで飼育されているイヌから血液の提供を受けています。
 この写真のイチゴ(ビーグル犬:DEA1.1型)の表情をみると、「私の血液を無駄にしないでね」と訴えているような眼差しです。すなわち、私たちの研究は動物の協力があって成り立っています。そのことを忘れず、日々真剣に研究に取り組んでいかなければならないと強く感じています。』 (文責:3N 辻 早希子、秋山里美)