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第116号:3年獣医学科 動物衛生学実習報告

田中 良和(准教授/疾病予防獣医学部門)

2014/08/01 更新
3V実習
 獣医学科では、現3年生より、コアカリキュラムによる動物衛生学実習(旧獣医衛生学実習)の一環として、牧場実習を行なうことになりました。2年前から実習計画を練って今年度が最初の実習でしたが、様々な準備不足が事前に発覚し、修正を試みました。準備万端とは言い難い状況でしたが、牧場の吉村先生をはじめとするスタッフの方々、本学科の小山先生、山田先生、松本先生、手嶋先生、大石先生、藤原先生、高野先生、獣医保健看護学科の塩川先生、実習講師の佐藤先生に御協力していただき、何とか無事、実習を終えることができました。この場をお借りして厚く御礼申しあげます。
 さて、実際の実習に関してですが、7月14日から7月18日の間、学生をV1、V2に分け2泊3日ずつ、実習を行ないました。幸い天候にも恵まれ、午前中は暑かったですが、午後からは陽が陰って過ごしやすい毎日となりました。実習の目的は、産業動物(今回は牛、馬、豚)の扱いに慣れること、すなわち、動物の習性や生理学的な行動を知ることをメインとし、同時に動物の個体識別法、保定法、体重測定法、体温、呼吸数、心拍数の取り方などの実習を行ないました。学生にすれば、牛の力強さ、馬の恐ろしさ、豚の悲鳴など初めての経験をした人たちも多かったと思います。また、朝夕は主に牧場の管理システムの説明、畜舎作業(飼養、畜産廃棄物処理)、搾乳を各班ローテーションで行い、連日、朝4時50分集合、夜9時近くまで講義と学生にとってはハードかなと当初、考えていました。しかし、現実には、3年は体力的には教員よりタフで、逆に教員側の疲れが多少見えるほどでした。また、実習期間中に削蹄、除角、豚の去勢手術を全学生が見学することもでき、牧場実習でしか体験できないことも行なうことができました。この他、牧場からの帰路で静岡県畜産技術研究所に立ち寄り、施設見学(飼養管理システム、糞尿処理施設)の際、多くの日獣大卒業生にお世話になりました。
 コアカリキュラムの実施に伴い低学年での牧場体験実習が少なく、高学年での産業動物臨床実習を行なうための基礎として本実習は重要な意義を持ちます。今後、実習内容を精査し、より臨床に連動するためには、いかにすれば良いかということが課題となります。