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第148号:獣医学科2年次 付属牧場実習を終えて

氏家誠 (講師/病態獣医学部門、2年次担任)

2015/10/26 更新
 9月1日から4日まで、獣医学科2年次の付属牧場実習を行いました。本実習は、麻布大学と合同で行い、学生32名、補助学生12名、教員11名の総勢55名が参加し、吉村牧場長をはじめとした牧場スタッフの協力のもと実習を行いました。あいにく、実習中は不安定な天候が多く、何度も雨に降られましたが、体調不良者もでず無事に全行程を終えることができました。

 本実習は、「朝の4:30起床後、搾乳をはじめとする牧場作業を18:00まで行い、夕食後さらに講義を受講する」という、数ある実習の中でも過酷な実習の一つです。私の予想では単位取得のため渋々参加している者もかなりいるだろうと思っていましたが、その予想に反し学生達は皆、口をそろえてこの実習を「とても楽しみにしていた」と言います。そして、この過酷な実習を実際に楽しんでおりました。

 現行のカリキュラムでは、本実習を選択しなければ3年次になるまで産業動物に接する機会がありません。参加学生はそのことを理解しており、多くは小動物臨床を目指しているけれど、早いうちに産業動物に接し、動物管理や牧場管理の方法を知りたかったと言います。そのモチベーションの高さに感心しましたが、実習中は変な気負いもなく、多くの学生が自然体で様々なことを学んでいました。

 本実習でさらに印象的だったのは、参加教員も楽しそうに学生を指導していることです。教員も過酷なスケジュールの中、満足な睡眠時間も得られないまま実習を行っていますが、それを微塵も感じさせず学生の指導を行っていました。そのせいか学生にも教員にも一体感が生まれ、教員と学生の距離も、麻布大学の方々との距離も縮まり、実に、有意義で素晴らしい実習だと感じました。実際、参加学生もこの実習に大変満足していたようです。

 最後に、私は当初、本実習には初日のみ参加する予定でした。しかし、実習の数日前、諸事情により、急遽、責任者として参加する事となりました。経験も知識も乏しく大変不安な気持ちで実習に挑むこととなりましたが、本実習に参加くださった教員の方々、補助学生の皆様、牧場スタッフの皆様のご協力のおかげで、何とか無事に実習を終えることができました。皆様には心より感謝しております。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。