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第199号:4V動物衛生学実習を終えて

獣医学部獣医学科 獣医衛生学研究室 教授 田中 良和

2018/11/06 更新

 去る10月1日から5日までの間、4年生の獣医学科・動物衛生学実習を付属富士アニマルファームにて行いました。前日の朝方まで大型台風が関東地方に上陸し、どうなるものかと心配していましたが、出発時間を遅らせることで難なくことが済みました。
 3年生時と異なり、4年生では牛の具体的な検査方法を学ばせました。学生はどうして衛生の実習で内科的な検査を行うのだろうと不思議だったかもしれません。これは将来、公務員獣医になったとしても家畜衛生分野では日常茶飯事に求められることで、最低限知っておくべきことを実習で体験してもらっただけです。
 牛を取り扱うのは注意が必要で、体重600㎏以上ある動物をうまくコントロールしないと怪我をすることになります。このためには、正常な牛の生理機能を理解し、牛の性質や行動を先読みする力が必要となります。また、学生は実体験したと思いますが、動物の保定の大切さが、何をするにも重要だということを理解できたと思います。これは小動物臨床でも同じですが、保定が悪いと採血すらできません。ましてや馬になるとさらに注意が必要となります。
 将来、学生それぞれが、いろいろな分野で獣医領域に携わると思いますが、正常な状態の動物を把握し、異常をすぐさま感じ取る訓練を重ねるよう努力してください。
 牧場改築でお忙しい中、いつもながら牧場のスタッフにはご尽力を頂き感謝いたします。また、実習でご協力を頂いた各研究室の先生方に深く感謝申し上げます。来年度、新たな牧場施設で実習ができることを楽しみにしております。