どうぶつびより
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獣医保健看護学科に小野沢 栄里 先生が着任されました

獣医保健看護学科広報委員会

小野沢 栄里 助教

本年5月に獣医保健看護学科に着任された小野沢栄里(おのざわえり)助教をご紹介します。平成23年に本学科を卒業(第4期生)した認定動物看護師の小野沢先生は、本学大学院 獣医保健看護学専攻博士後期課程において博士号も修得されています。本学科を卒業された教員として3人目となりますが、獣医保健看護学臨床部門に所属する動物看護師として活躍され、新しい学問領域である獣医保健看護学の発展に寄与してくれるものと期待しております。

【自己紹介をお願いします】

はじめまして。5月1日より獣医保健看護学臨床部門の人と動物の関係学研究分野に助教として着任いたしました、小野沢栄里と申します。小さいころから動物が大好きで、今まで犬やハムスター、カメ、鳥、金魚など様々な動物と暮らしてきました。小学生の時から将来は動物に関連した職業に就きたいと思っていましたが、その当時一緒に暮らしていた愛犬ががんで動物病院に通院するようになったことがきっかけで動物の医療に携わりたいと強く思うようになり、動物看護師の道に進むことを決心しました。

【学生時代はどのような研究を行ってきましたか?】

学部生時代は犬の遺伝病における遺伝子検査法の確立に関する研究を行いました。大学院生時代は、主に犬の悪性腫瘍細胞株を用いて、新たながん治療標的であるがん幹細胞の探索や担がん動物の血中アミノ酸濃度の変動を調べ、がんを罹患しているリスク評価をするための新規検査法の確立を目指して研究して参りました。学部生の時に何度も何度も実験を繰り返し、なかなか結果がでず嫌になることもありましたが、最終的に結果が得られたときの達成感やもっと追及したいと思うようになり、日々の実験を通して研究の楽しさを知りました。

【人と動物の関係学とはどのような学問ですか?】

人と動物の関係学とは、様々な動物たちと人間とのあいだのより良い関係の形成や発展についてあらゆる方向から研究を行う学問分野です。私たち人間と動物が共存する上で必要なことや社会が抱える動物関連の問題、動物の存在が人に与える影響についてなど、研究対象が多岐にわたるため、とても幅広く学ぶことのできる学問なのが特徴です。私が所属している「人と動物の関係学研究分野(通称:パピーゼミ)」は、「人と動物のより良い関係」を臨床動物行動学・臨床動物看護学の面から研究します。具体的には、人にも動物にも優しいしつけ方、家庭動物の適正飼養および困った行動に対する改善法、さらには動物病院と動物および御家族を繋ぐ臨床動物看護を実践するために、看護動物や御家族の方に対する様々なケアについて研究しています。

人と動物の関係学研究分野の詳細はこちら

【今後の抱負を聞かせてください】

学生教育において高度な知識および技術を有しているだけでなく、動物看護師ならではの視点を持ち、人と動物の関係を繋ぐことのできる動物看護師の育成を目指しております。また、研究者として学生の研究指導を通して、研究の手法だけでなく研究の楽しさも伝えていきたいと考えております。私自身本学科を卒業した先輩として、学生から気軽に頼ってもらえるような存在になれたらなと思っております。まだまだ未熟な身ですが、これからの獣医保健看護学の発展や学生教育に一生懸命取り組んで参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。