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「出版活動を通して臨床現場の獣医師と動物看護師をサポートする」

平井 由梨亜さん
獣医学部 獣医保健看護学科 2012年3月卒業
勤務先
 株式会社緑書房 第一編集部 書籍チーム

■現在の仕事について教えて下さい

 私は大学卒業後、地元の動物病院で動物看護師として勤務し、2013年1月から出版社で編集者として働いています。勤務先の出版社は自然科学や獣医学を中心とした書籍や雑誌を刊行しており、私は獣医師や動物看護師向けの書籍、獣医学生や動物看護学生が活用する教科書、ならびに一般の方に向けた書籍の編集を担当しています。

■大学で学んだことや獣医保健看護領域との関連性について教えてください

 小さい頃から動物全般が大好きで、いずれは動物看護師になることが夢でした。高校時代に恩師より『動物看護を含めた動物に関する様々な分野を学べる学科がある』と、日本獣医生命科学大学の獣医保健看護学科を勧められました。動物看護だけでなく、多岐にわたる分野を学べることに魅力を感じ、入学しました。野生動物にも興味をもっていたので、在学中は野生動物に関する研究や知識を深めたく保全生物学研究分野に所属しました。
 念願の夢だった動物看護師として勤務していた時に、現場の動物看護師が学べる書籍が少ないことに不便さを感じるようになり、動物看護師や獣医師の日々の診療をサポートできるような書籍、加えて在学中に身につけた知識を活かして生物や自然科学に関する書籍をつくりたいと思い、今の会社に入社しました。こうして、就職後に新たな選択肢を見つけられたのは、この学科のカリキュラムが充実していたことも影響していると感じています。動物看護学や臨床実習、公衆衛生学、野生動物学など在学中に学んだすべてのことが、動物看護師の頃はもちろんのこと、現職でも編集や企画立案の時にとても活かされています。

■在学生や受験生の方達へのメッセージをお願いします

 動物看護という分野は保健分野があってこそ成り立つものだと思います。これらの分野をバランスよく学べるこの学科は非常に魅力的で、動物全般が大好きな方にお勧めです。また私のように動物看護師を目指していても、尊敬する先生や仲間たちと出会い、学びを経て、将来目指す場所が変わることもあります。学科を問わず先生や学生同士が交流できるアットホームな大学だからこそ、新しい発見や恵まれたチャンスが生まれるのだと思います。ぜひ、この学科で楽しい大学生活を送っていただきたいです。