学生からのレポート Report

　2022年11月5・6日、約2年ぶりとなる医獣祭が開催されました。私が入学した年にコロナ禍となったため、今回初めての学祭となりました。学内関係者のみと限られた規模でしたが、各部活やサークル、研究室からの模擬店、ステージでの演奏・演技など大変盛況で賑わった学祭になったと思います。

　様々な団体が趣向を凝らした企画を行っていましたが、今回は私が所属する馬術部で実施した乗馬体験について、ご紹介いたします。体験は本学教職員のお子さんを対象として募集し、両日合わせて15人に訪れて頂きました。最初は自分より大きな生き物に近づく緊張感があったためか表情が固い子も多くみられましたが、乗馬体験を終えてきた際には「意外と高かった！」「楽しかった！」と笑顔を見せ、感想を伝えてくれました。
　学祭経験のない部員が多い中で実施した体験乗馬であったことから、準備や手伝いに手間取る場面もありましたが、無事にケガ無く終了できたことを嬉しく思います。

　馬術部では乗馬体験の他、馬場馬術・障害馬術・カドリールなどのパフォーマンス、厩舎を開放して人参をあげる触れ合いコーナーも開催し、なるべく多くの方々に馬と触れ合う機会を得ていただこうと取り組みました。文字や映像だけでは得られない経験が、実際に見て触る体験にはあります。私も馬術部に入るまでは家でペットすら飼ったことがなく、動物と関わることはほとんどありませんでした。大学から馬術部に所属し、日々の活動の中で人と動物が心を通わせていく楽しさ、言葉の通じない馬の気持ちを汲み取る難しさを常に実感しています。

　これからも人と馬が良好な関係を築いていけるよう、残りの大学生活を後悔のないよう大切に過ごしたいと思います。

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