教員からのレポート Report

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對馬宣道

オープンキャンパスにおける体験講義・実習を終えて

對馬 宣道 講師(動物生理制御学教室)

前回(7/18)のオープンキャンパスもこの夏の猛暑の始まりの頃でしたが、今回(8/21)は立秋を過ぎたのに、からだに堪えるような暑い日でした。こういうときは、おなかをこわしやすいですから、「食の安全」をキーワードに参加者の皆さんに卵質検査を見て頂きました。

私の体験講義・実習は14:00からでしたので、参加者も20名程度で、参加者体験型の授業にはちょうどよい人数でした。そこで、堅苦しい話ではなく、参加者の皆さんに私から玉子(鶏卵)に関する質問をして、それに答えてもらうような形で授業を進めました。玉子は、誰でも知っている身近な食品ですので、まずは卵黄の色のことから話を始めました。参加者の皆さんの反応も大変によく、楽しくなごやかな雰囲気のなかで体験講義・実習を進行することができました。いろいろとご協力をいただいた方々には、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

途中からは、実際に室温保存していた玉子と冷蔵庫で保存していたものを割ってみせて、私が卵質検査のデモンストレーションを行いました。もう少し時間があれば、参加した皆さんにも検査を体験してもらえたのですが、その点が少し心残りでした。それでも、きっと食品保存の重要性は分かって頂けたのではないでしょうか。

体験講義・実習のおわりには、参加者全員に3種類の玉子(きらめき、まことのたまご、松尾卵)をお土産に持っていって頂きました。いつもそうですが、帰りのお土産をもらうときの皆さんの、このうえない笑顔が忘れられません。「はたして、勉強になったのかなぁ?」と思いつつも、楽しんでもらえればいいかと思いながら授業を終えました。