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大学院生君島健太さんと動物科学科長清日佳里さんが優秀発表賞を受賞!-第71回関東畜産学会-

動物科学科 小澤壯行 教授(システム経営学教室)

 本学大学院応用生命科学専攻博士前期課程1年次の君島健太さんと動物科学科4年次の長清日佳里さんが山梨県甲府市で2016年11月18日に開催された第71回関東畜産学会において優秀発表賞を授与されました。
 君島さんは「酪農経営における野生動物被害の現状と対策 -山梨県を事例として- 」、長清さんは「後継牛確保と性選別技術利用の類型的把握 -山梨県下酪農経営アンケート- 」と題したポスター発表が評価されました。これら研究はいずれもシステム経営学教室が2016年7月に山梨県下の全酪農家を対象として実施したアンケート調査を分析したものです。
 君島さんは酪農家が栽培する飼料用トウモロコシの野生動物被害が、牧草類と比較して少ないことに着目して、栄養価が高い飼料を積極的に防除する有用性を強調しました。長清さんは最先端技術である「性判別技術」を活用している酪農家階層が、今後の我が国の酪農の担い手となりうることをデータ分析によって明らかにしました。
 いずれの研究も酪農経営において今日的な課題にアプローチするもので、今後の研究深化と生産現場への技術普及が期待されます。

(写真左より、小澤教授、長清さん、君島さん、小林関東畜産学会会長)