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第7号:動物科学科で「知的財産権」?


小澤 壯行 准教授(システム経営学教室)

知的財産権 動物科学科2年次前期で私が担当する科目の一つに「農業政策論」があります。動物科学科で「農業政策論」と言われても今ひとつピンときませんよね。しかし広く動物のことを学ぶ上で、世界の動向を踏まえた農業政策を学ぶことは重要です。例えば私たちが毎日口にする食べ物ですが、その多くは動物性たんぱく質から得ていますよね。

また動物科学科では、多くの卒業生が国家および地方公務員に就職しています。動物産業に携わる公務員になるためには、わが国の農業政策を熟知しなければなりません。ですから、朝一番の講義で選択科目であるにかかわらず、多くの学生が熱心に受講しています。

先日は、私たちの大学が属する学校法人である、日本医科大学に設置された知的財産推進センターから特別講師として橋本さくらさんに来ていただいて、農業政策と知的財産権について講義をしてもらいました。知的財産推進センターとは、大学で生み出された研究成果を発掘し、これらを特許等で保護して、社会に還元するための組織です。私たちは知的財産権という言葉に触れる機会は多いのですが、なかなかその内容まで理解する機会はありません。しかし、この講義において知的財産権が私たちの日常生活でとても身近であること、また、農業政策や動物産業にも深く関与していることを学びました。

単に動物の生態を学ぶだけでなく、広く社会事象にまで学ぶことができる場。それが私たち、動物科学科の強みでもあるのです。

(文責:小澤 壯行)