animalラジオ局
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第22号:研究者としてさらなる高みを目指して!

岡田 幸之助 准教授(動物生殖学教室)

 まずは更新が滞り大変申し訳ありませんでした。

↑本学在籍時代実験中の及川さん(2009年3月卒業)
※素顔は次回のAnimal Reportで!

 さて今回お届けするお話は、
「本学科卒業生が、ノーベル賞受賞者主宰研究室で研究員として実験する!」です。
 規模が大きいとは言えない本学ですが、これまでも学部卒業後大学院に進学し、学位取得後に様々な分野の研究員として現在も海外で活躍している卒業生がいます。海外での研究職ゲットは決して簡単ではありませんが、珍しい事でもありません(努力次第)。ただ今回は、所属する研究室の主宰者がかなり著名な研究者の一人でした。その主宰者とは、2012年に「成熟細胞のリプログラミングによる多能性獲得」でノーベル生理学・医学賞を受賞されたGurdon博士(Cambridge大学)です!…といってもピンとこない人は、同時受賞者は「iPS細胞生みの親である山中博士(京都大学)」です。…というと、何かしら記憶があるのではないでしょうか。本学在籍時の担当教員としては、卒業生の活躍は誰であろうといつでも嬉しいものですが、そのような著名な研究室に所属することはこの上なく喜ばしいことです。どんな研究領域でも必ず有名-優秀な研究者がいますが、分野を飛び越えて、さらには一般的にも認知される研究者となるとなかなかいませんから。
 当たり前のことですが、彼女は正々堂々応募して選ばれました。このことは他の応募者(研究者)に競り勝ってその職を得たことを意味しており、十分な研究実績が認められて期待されている証でもあります。一方で著名な研究室に所属したから、優秀な研究者に師事したからといって、優秀な研究結果を導きだせるというわけでもありません。良い研究ができるか否かは今後の歩み方次第かと思います。ただ、著名な研究者や研究室のもとには世界中から優秀な頭脳が自然と集います。このような状況下、常に良い刺激が得られ続ければ、自然と良い研究結果を導けると信じています。
 最後に、彼女は学部生時代から今回の出来事を予想して動いてきた訳ではありません。興味ある研究分野で高い好奇心&向上心で忍耐強くコツコツと実験を進め、着実に実績を築いてきた結果、ふと周りを見渡してみると自身が進む道が自然に開けていたのだと思います。本人が一番驚いていたのではないでしょうか。
 ブログにしては長文となり、最後まで読んでいただいた方にはお礼申し上げます。在学生の皆さんには、物事の目先やうわべだけにとらわれず、(面倒なことが多々ありますが)本質と向き合う姿勢を常に養ってもらえればと思います。
 現地での研究が順調に進み始めた頃に、海外研究員生活についてこのホームページに寄稿してもらう予定です。お楽しみに~。