animalラジオ局
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第24号:動物繁殖学実習レポ
~本物を観よう! 写真とは違うんです!~


岡田 幸之助 准教授(動物生殖学教室)

 年度始めのいつもの実習といえば,「動物繁殖学実習(3Z)」! 年度始めのため履修学生はいつも多め!今年度からは,学年を二つのグループに分けて「飼養学実習」との同時開催となりました。もちろん学生達は時期をずらして両実習を履修できます。昨年度までの一つの期間で一つの学年をまとめて実習していたことを考えると,同じことを2回繰り返して実習期間は2倍になり,教える側としてはそれなりの手間が増えます。しかし1回の実習での学生数が減った分,個々の学生がより長い時間手を(頭を)動かせることになります。このことは実習での学習効果を上昇させることにつながります。

 さて一言に動物繁殖学と言ってもその範囲は膨大になるため,生殖学/繁殖学の基本はもちろん押さえた上で,私たちの研究室(動物生殖学教室)が得意とするいくつかのテーマに絞って実習内容を組み立てています。中でも生殖細胞を用いた実習内容は,顕微鏡下でのリアルタイムな操作を通して生きている哺乳類生殖細胞の細かさや,それらを取扱うことの繊細さを実感してもらっています。現在web上には情報が溢れており,検索すれば生殖細胞イメージを簡単に見られますが,本物を,生きているものを,自身の眼で,リアルタイムで観ることに勝るものはありません!こうして得られた生の情報は記憶に残りやすく,いろいろな思考のための種やきっかけにもなります。これが実習の一番の目的です。

 脳内(考える)だけの理解ではなく,五感による理解が味わえる…。動物繁殖学実習だけでなく,今後もいろいろな学問分野の実習をぜひ履修してみてください。真剣に取り組めば取り組む程,様々なものがみえてきます。