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【取材日誌】小林准教授がJ.S.A SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の資格を取得しました!

 今秋、小林史幸准教授(食品科学科 食品工学教室)がJ.S.A SAKE DIPLOMA(以下酒ディプロマ)の資格を取得しました。「酒ディプロマって何?」という、今誰もが感じたであろう疑問を解決すべく、小林准教授に話を伺いました!

▲認定証とともに写真右上の認定バッジも貰えます

――資格取得おめでとうございます!まずはじめに、ずばり、「J.S.A SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」(以下酒ディプロマ)とは一体どんな資格なのでしょうか?

 ありがとうございます!酒ディプロマは日本酒に関する専門知識やテイスティング技量を持つプロフェッショナルを育成するための認定制度で、2017年に誕生したばかりの新しい資格です。日本酒のソムリエのようなものです。

――日本酒のスペシャリストのようなものですね。先生はなぜこの資格を取ろうと思ったのですか?

 市民公開講座などで商品開発に携わった「獺祭早田」の話をすると、とにかく日本酒に関する質問が多いんです(笑)なかなかマニアックな質問をされることも多くて、答えられないこともしばしばあって、「ちゃんと勉強しよう」と思ったのがきっかけです。

 兄が一般社団法人日本ソムリエ協会(以下J.S.A)が運営しているソムリエ呼称資格認定制度のワインエキスパートの資格を持っており、そのJ.S.Aが日本酒に特化した認定制度をやっていることを教えてもらいました。

――日本酒だと「唎酒師(ききさけし)」の資格もありますが…

 唎酒師の方が認知度が高いですが、「どうせ勉強するなら誕生して間もない酒ディプロマを取ってやろう!」と思って挑戦しました。

――なるほど!酒ディプロマは試験合格率が約40%と出ていましたが、どのように勉強されていたんですか?

 約半年間、予備校に通っていました。この予備校は酒ディプロマだけでなく、ワインエキスパートやチーズプロフェッショナルなどの講座もあります。
 この前予備校のクラス会があって、日本酒を持ち合ってテイスティングしましたよ(笑)

――日本酒好きの集まりですね!酒ディプロマの資格取得を目指す方はどういう方が多いんですか?

 すでにワインエキスパートの資格を持っているけれど日本酒にも挑戦したい、という人が多かったですね。年齢は幅広くて若い方もいますし、女性も多くいました。

――大学で教員として研究を続けながら予備校に通い、無事資格取得されたのですね。この資格を研究に活かせる部分があれば、教えてください。

 「小林=獺祭早田」のイメージを持たれている方が多いと思うので、「日本酒の研究をしている」と思われがちなのですが、実際は二酸化炭素マイクロバブルについての研究をしているんです(笑)
 ですが有り難いことに企業の方から共同開発のお話をいただくこともあるので、今後そういったお話があったときに、技術面だけでなく、酒ディプロマの資格や知識を活かしていきたいと思っています。

――日本酒のことなら小林先生に、ですね!ありがとうございました!!

▲主な研究テーマは二酸化炭素マイクロバブルですが、日本酒について深く知りたい方はぜひ小林准教授に!

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