獣医保健看護学科
4年次 宗田大波
獣医保健看護学を学ぶうえで不可欠な、生化学実験の基礎的技術を学ぶ授業です。具体的には、専門用語や実験手法について座学で学んだ後、2~4人のグループに分かれ、事前に配布される実習テキストに従って実験を行います。
実験室では、実験器具の使用方法などを学んだ後、タンパク質の抽出と解析、核酸の抽出と解析、酵素反応実験などを行います。
正直、この実習を受講し始めた頃は、「1日も早く動物に触れる授業を受けたい」と思いながら授業に臨んでいました。しかし、授業が進むにつれ、「専門研究に進んだ際、信頼性の高いデータを得るためには、基礎的な実験技術が不可欠なのだ」ということを、あらためて意識するようになりました。
授業では、細胞からDNAを抽出し、解析する実験などを行いました。この授業を通じて、現在解明されている科学的事実は、こうした膨大な実験結果によって証明されたものなのだということを実感しました。
実際に手技を行う際は、ティーチングアシスタント(授業の補助や運用支援を行う大学院生)の先輩方がついてくれるので、わからないところもすぐに質問できました。また、自身の経験を踏まえて的確なアドバイスをしてくれたので、理解が深まりました。
動物生化学実習 担当教員
獣医保健看護学科 獣医保健看護学基礎部門 近江 俊徳 教授
獣医保健看護学科 獣医保健看護学基礎部門 落合 和彦 准教授