塩見 奈々2020年卒業
日本獣医生命科学大学 付属動物医療センター
動物看護師
獣医学部獣医保健看護学科 卒業
学生時代に培ったケアの心で
動物と人間の懸け橋に
付属動物医療センターで、動物看護師として働いています。
人間と違って動物は言葉が話せないので、表情や行動を観察して、些細な変化から体の状態を読み取る意識が欠かせません。
また入院中の動物の様子を獣医師に伝えたり、獣医師と飼い主さんの間でコミュニケーションをとったりと、人間と動物をつなぐ懸け橋のような役割も担っています。
現在は外科勤務のため、骨折などの大けがをした動物や、腫瘍などの手術をする動物のケアをしています。
獣医師の診察の補助や手術の際のサポートなど、やるべき仕事は多いですが、動物たちが元気な姿になって退院していくのが何よりの喜びです。
幼少期から動物が好きで、中学生の頃から動物看護師になりたいと考えていました。
大学時代は代謝・栄養学研究分野に所属し、糖尿病を患った犬や猫のケアを学びました。
実際に動物と触れ合う機会も多く、臨床に近い現場で専門的な知識や技術を学べたことは現在の仕事にも役立っていると感じます。
また研究分野での2年間はずっと犬や猫のお世話をしていたので、彼らと一緒に過ごす時間が長かったのも学生時代の大切な思い出です。
現在は2年目で、まだまだ獣医師の先生や動物看護師の先輩から学ぶことや、これから覚えなくてはいけないことも多いです。
大学病院では治療内容が難しい患者動物に対応することも多いので、大学を卒業したあとも勉強の大切さを感じる毎日です。
これから経験を重ねて、飼い主さんからも同僚からも信頼される動物看護師になることが目標です。