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卒業生インタビュー

大木 佑夏

大木 佑夏2020年卒業

アイデックスラボラトリーズ株式会社
コンパニオンアニマルグループ
獣医学部 獣医保健看護学科卒業

正確な検査結果を獣医師に伝え
陰ながら犬猫の健康を支える仕事。

動物専門の検査会社に就職し、犬猫を中心とする愛玩動物の検査部門に所属しています。
主な担当は、完全血球計算という血液検査や、「ELISA」という手法を用いる免疫学的測定、生化学自動分析機を用いた検査です。
検査センターでしかできない検査も多いため、検体は全国の動物病院から届きます。
大学では経験しなかった“12連のマルチピペット”を使う検査など、入社当初は手間取ってしまった業務もありましたが、今では検査スピードが向上。
自動分析機にしても、精度管理のための調整や機器のメンテナンス方法など、入社後に得た知識が多く、成長を実感しています。
また、獣医師からの問い合わせには専門性の高い内容も含まれますが、知識が増えたことで自信と余裕が生まれ、スムーズに対応できるようになりました。
こうした業務には、在学中の経験も大いに活かされています。
代謝・栄養学研究分野では、犬猫の血液検査の結果から症状を推定し、必要な対策を考える力が養われました。
病気に応じて変化しやすい数値があるため、数値の意味を理解した上で、検査結果を獣医師に報告することができるのです。
研究分野の同期の多くは動物病院の臨床動物看護の仕事に就いていますが、動物医療に携わる道には、私のように検査会社という選択肢もあります。
大好きな犬猫の健康を陰ながら支えている自負もあり、やりがいや誇りも感じています。
獣医師や、その先にいる飼い主さんのためにも、より多くの検査を正確に迅速にこなせるよう、これからもトレーニングを重ねていきます。