卒業生インタビュー

公務員

武蔵境周辺には大学や社会人サークルが多く、勉学以外にもやってみたいことがある場合、とても飛び込みやすい環境だと思います。

岡 京子さん

神奈川県環境農政局農水産部畜産課

2020年3月卒業

この仕事を選んだ理由は何ですか?

大学入学の頃、国内で鳥インフルエンザなどの家畜にかかる病気について多く報道があり、家畜の防疫や治療に係る仕事に就きたいと考えていました。
都道府県には家畜保健衛生所という家畜の病気を予防、まん延防止、畜産振興といった目的で設置された部署があります。
入学後は、就職活動の直前では進路に迷う時期もありました。ですが、授業や獣医学生向けの研修などでイヌやネコの臨床実習、野生動物の実習、大学付属牧場や外部診療所での家畜診療実習など様々な職種に触れることができ、これらを通して自分の興味がある分野を見つけることができます。
私は在学中に神奈川県の家畜保健衛生所で実習をし、農家さんや職員と実際に話をして公務員獣医師という選択をしました。

仕事の内容を教えてください。

公務員獣医師の配属先は大きく、人間の健康や犬猫の愛護に係る衛生分野と、家畜防疫や畜産振興に係る畜産分野に分かれ、私は畜産分野の所属になります。また、公務員は3、4年で異動があります。
最初の配属は家畜保健衛生所でした。そこでは畜産の病気予防やまん延防止に係ること、畜産環境に関することの業務を行いました。また、動物病院の開業等手続きなどに係る業務もあり、県内の獣医師の先生方ともお話する機会が沢山ありました。
今の所属では、野生生物を所管する所属と連携して、野生動物が家畜に病気を移さないようにするための対策の検討を行っています。また、国と県の窓口となり、家畜衛生に係る予算や施策についても、大学で学んだ知識を生かして調整しています。

仕事のやりがいを教えてください。

公務員獣医師の仕事は、配属により分野の専門性に偏りはありますが、「人間の食と健康を守る。動物の命と健康を守る」ことにつながります。
病気の「予防」に係る仕事は、成果が見えづらく、縁の下の力持ちのような存在になります。ですが、病気がいざ発生しても、そこから広がらないようにできたとき、普段の業務が県内の畜産を守る一助になれたと自信につながっています。
また、公務員獣医師は定期的に異動があるので、動物に実際に触れる業務、検査研究に特化する業務、行政的な業務といった様々な仕事をすることができ、とても視野が広がりやすい職種だと思います。

学生の時、打ち込んだことは何ですか?

低学年のころは他大学の部活に加入し、オーケストラに所属していました。定期演奏会に向け、練習に打ち込んでいました。武蔵境周辺には大学や社会人サークルが多く、勉学以外にもやってみたいことがある場合、とても飛び込みやすい環境だと思います。
高学年からは獣医微生物学教室(研究室)に所属するようになり、細菌を使った卒業研究に取り組みました。酸素のない環境で育つ細菌を扱っていたため、細菌を育てる方法を取得するのに苦戦しましたが、無事に卒業論文を提出できたときは安堵しました。