研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針(平成18年文部科学省告示71号)の「第6 その他 3」情報公開に基づき、日本獣医生命科学大学の動物実験等に関する情報を公表いたします。
動物実験に関する自己点検・評価報告書
動物実験に関する外部検証事業による自己点検・評価報告書
動物実験等の関係法令・指針等
環境省「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」
文部科学省「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」
環境省「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」
注:関係法令・指針等に違反し、研究を実施した場合には研究費の配分停止や配分決定を取り消すことがありますので充分注意してください。
生体を利用した教育および研究等に関する本学の取り組み
本学の教育における生体を利用した実習および研究等は、「日本獣医生命科学大学動物実験等規程」に基づいて実施されています。この規定は「動物の愛護および管理に関する法律」、文部科学省の「動物実験等の基本指針」、日本学術会議の「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン」および環境省の「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」に定められた内容を網羅しており、科学的観点と動物愛護の観点、環境保全の観点、ならびに動物実験等に携わる教職員・学生等の安全確保の観点を踏まえております。また、本学では研究のみならず教育においても生体を用いた内容については動物実験委員会による計画書の審査が行われ、動物にとって苦痛度が高いと思われる内容については動物実験委員会の審査に加えて生命倫理委員会でも計画書が審査され、承認を受けた計画だけが実施されています。さらに学内の実験動物の飼養保管および動物実験の体制について2016年に外部検証を受検しております。
生体を利用した実習および研究等は、実学としての獣医学・獣医看護学さらには動物科学を学ぶための有効な教育手段の1つです。動物が命あるものであることに鑑み、科学的合理性に基づき、3Rs(代替、減数、苦痛軽減)および5Freedoms(以下の5項目からの解放および自由:1.飢え・渇き、2.不快、3.痛み・負傷・疾患、4.本来の行動、5.恐怖・抑圧)を含む動物の福祉に配慮し、動物に対する感謝の念と責任をもち、動物に優しい飼育環境のもとに、確かな実習・学位研究等が行えるよう教育の実施に努めています。同時に人の生命、身体等への侵害を防止し、大学周辺の生活環境の保全にも努めています。
生体を用いた実習および研究等を適切に実践するために、獣医学部(獣医学科、獣医保健看護学科)と応用生命科学部(動物科学科)では、学生に対し、事前(実習および研究等を開始する以前)に講義で動物倫理に関する教育を実施しております。
「事前教育」
動物実験規程
実験動物の飼育施設、飼養保管及び動物実験に関するマニュアル
教育訓練実施状況
(2023年度)
新型コロナウイルスの影響により2023年度はWebでの開催
参加者:702名
動物実験審査に係る様式
動物実験委員会構成員
(2023年度)
「計画書審査体制」
1. 動物実験委員会
2. 生命倫理委員会
*中型(イヌやネコ相当)以上の実験動物を対象とした苦痛度分類(カテゴリー)がC以上の計画書、苦痛度分類が高い(D以上)全ての計画書については、動物実験委員会および生命倫理委員会の両委員会で審査しています。
その他の動物実験については、動物実験委員会のみで審査しております。
「委員構成」
1.動物実験委員会
委員長 動物科学科 教授 実験系(2)実験動物に関して優れた識見を有する者
副委員長 獣医学科 教授 実験系(2)実験動物に関して優れた識見を有する者
委員 獣医学科 准教授 非実験系(3)その他学識経験を有する者
委員 獣医学科 准教授 実験系(1)動物実験等に関して優れた識見を有する者
委員 獣医学科 講師 実験系(1)動物実験等に関して優れた識見を有する者
委員 獣医保健看護学科 教授 実験系(2)実験動物に関して優れた識見を有する者
委員 獣医保健看護学科 教授 実験系(1)動物実験等に関して優れた識見を有する者
委員 動物科学科 助教 実験系(1)動物実験等に関して優れた識見を有する者
委員 食品科学科 教授 非実験系(3)その他学識経験を有する者
委員 食品科学科 講師 非実験系(3)その他学識経験を有する者
2.生命倫理委員会
委員長 食品科学科 教授
副委員長 獣医学科 准教授
委員 獣医学科 准教授
委員 獣医保健看護学科 講師
委員 獣医保健看護学科 准教授
委員 動物科学科 教授
委員 動物科学科 教授
委員 食品科学科 准教授
委員 食品科学科 准教授
委員 日本医科大学 教授
動物実験委員会活動実績
委員会(対面会議) | 2023年6月19日 |
メール会議 | 2023年10月(持ち回り審議、10月20日決議) |
メール会議 | 2023年11月(持ち回り審議、11月22日決議) |
メール会議 | 2023年12月(持ち回り審議、12月11日決議) |