日獣サイエンスセミナー

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

令和4年度後期

日本獣医生命科学大学は地域に開かれた大学を目指し、「日獣サイエンスセミナー」と称して、より日獣の科学(サイエンス)を広めるセミナーとして公開講座を行っています。

令和4年度後期日獣サイエンスセミナーについては、新型コロナウイルス感染拡大の防止という観点から、自宅から受講可能な動画配信形式(オンデマンド)で実施いたします。

【動画の視聴について】
下記URLより申し込みのうえ、ご視聴ください。
●申し込みURL: https://www.ocans.jp/nvlu?fid=bpUYeBer

※申込は10月7日(金)より、受付を開始いたします。

  開催日(動画視聴期間)・演題・講師・概要
令和4年10月7日(金)~10月28日(金)
『寿命と関連するテロメア長の研究から見えてきたこと』
講師 山本 俊昭
(日本獣医生命科学大学 獣医保健看護学科・教授)
概要
 テロメアは真核生物の染色体の末端部に位置し、6塩基(TTAGGG)の繰り返しをもつDNAと複数のタンパク質からなる。テロメア長はテロメラーゼと呼ばれる逆転写酵素の働きによって維持および伸長する一方、体細胞の有糸分裂に伴い短縮しており、ある一定の長さに達すると短縮できなくなる。テロメア長が短縮の限界に達すると、細胞は分裂不能となり、細胞の老化やアポトーシスが誘発される。したがって、テロメアの長さは個体の老化や寿命と関連していると考えられている。本講義では、本研究室で明らかにしたテロメア長に対する遺伝性、さらにはストレスとの関係性などについてお話しする。
令和4年10月21日(金)~11月11日(金)
『哺乳類の生殖機能をコントロールする脳のしくみ』
講師 渡辺 雄貴
(日本獣医生命科学大学 動物科学科・助教)

概要
 アジアを中心とした経済発展に伴い畜産物の需要が急増し、世界中で動物性たんぱく質を含む食糧生産全体の底上げが必要です。また、家畜の飼料自給率が低水準である日本においても持続可能で効率的な食糧生産のための技術開発は喫緊の課題です。本講義では、私たちが普段食べている肉や牛乳がどのように生産されているかの理解を目指します。特に、哺乳類の生殖機能を制御している脳のしくみについてのお話を中心にご紹介する予定です。なお、この講義の内容は、動物科学科2年生を対象とした講義「動物管理学」の一部を抜粋しています。

令和4年11月4日(金)~11月25日(金)
『食生活の変化と食料自給率』
講師 木村 彰利
(日本獣医生命科学大学 食品科学科・教授)
概要
 私たちの食生活はかつての伝統的な和食から、現在では洋食等が広く普及するなど大きく変容しただけでなく、使用する食材についても多様化させてきました。このような変化は豊かな食文化を実現する一方で、食料自給率低下の一因にもなっています。本講義では、食生活の変化や自給率の動向について概観するとともに、「食」が抱える問題について一緒に考えてみたいと思います。
令和4年11月18日(金)~12月9日(金)
『犬と猫の心臓病治療最前線』
講師 鈴木 亮平
(日本獣医生命科学大学 獣医学科・講師)
概要
 心臓病は、がん(悪性腫瘍)と並んで、重大でやっかいな病気です。ヒト医療では、がん患者よりもさらに、患者さんの寿命を縮めてしまう可能性があるかもと言われています。これは、我々が共に暮らす犬や猫も例外ではありません。本講演では、「こんな症状は心臓病のサインかも」、「わんちゃん、ねこちゃんの心臓病の種類」、心臓病になってしまった場合の治療として「心臓病治療最前線」などをお話しします。我々のかけがえのない家族であるわんちゃん、ねこちゃんが幸せに暮らし、飼い主の皆様と笑顔で過ごしていく、そのためのお手伝いができたら幸いです。よろしくお願いいたします。