卒業生インタビュー

団体

学生生活を有意義なものにするためにやりたいことは全て挑戦しました。盛りだくさんの毎日でしたが、研究室の恩師、大学の同期や先輩のおかげで無事に卒業できたと思います。

石川 萌子さん

公益社団法人日本獣医師会

2016年3月卒業

この仕事を選んだ理由は何ですか?

私は今、日本獣医師会事務局の職員として勤務をしていますが、大学入学当初は小動物臨床獣医師志望でした。在学時には内科学研究室に所属し、新卒で動物病院に就職しました。約2年半勤めた後、他にも自分の可能性を広げることができないかと考え、半年間の語学留学を決意して退職しました。語学留学では、さまざまな国の文化に触れて自分自身の視野と価値観を広げることができました。帰国後の就職活動では、動物を治療すること以外にも獣医師として世の中の役に立つことができるかもしれないと思い、今の職場を選びました。

仕事の内容を教えてください。

私が勤めている日本獣医師会では、獣医師が働く現場での課題を解決し、より良い獣医療を提供するために活動しています。「獣医師」と聞くと動物を治療する仕事を思い浮かべる方が多いと思いますが、仕事内容は非常に多岐にわたります。例えば、安全な(薬の残留がない、病気をもっていない)食肉を提供することも獣医師の大切な仕事であり、そのために日本獣医師会では薬剤耐性菌対策を行っています。薬剤耐性菌は抗菌剤が効かない細菌のことで、動物が感染すると治療が困難となるだけでなく、食品やペットを介して人間に感染することもあります。薬剤耐性菌を増加させないためには抗菌剤を正しくかつ慎重に使用することが重要なので、畜産関係者やペットの飼育者にこれらを知ってもらうため、動画の作成やシンポジウムを開催しています。実際に動物と向き合うことはありませんが「より良い獣医療を提供するための地盤整備・強化のための仕事」であると私は考えています。

仕事のやりがいを教えてください。

小動物臨床獣医師として勤務していた時は、治療した動物が元気になり、飼い主さんに「先生ありがとう」と言ってもらえることがやりがいでした。今の職場では直接動物を治療することはありません。しかし、獣医師が活躍するすべての現場における課題解決に携わることができ、少し大げさかもしれませんが、動物だけでなく社会全体に貢献できているように思います。また、日本獣医師会では獣医学生向けにセミナーを開催しており、獣医師にはたくさんの仕事の選択肢があること、そしてライフワークバランスについて考えてもらう機会を提供しています。獣医学生が将来のライフビジョンを具体的に描き、獣医師としていきいきと活躍できるようにサポートできているのもやりがいの一つです。

学生の時、打ち込んだことは何ですか?

学生時代の6年間は、とにかく単位を落とさないように必死でした(笑)といっても勉強漬けの毎日ではなく、一度しかない学生生活を有意義なものにするためにやりたいことは全て挑戦しました。平日は午前中から午後にかけては授業と実習に出席、その後は研究室に顔を出して、大学病院の診療がある日には診療を見学、夜には研究を行う毎日でした。休日は研究の合間を縫ってサークルに参加したり、アルバイトを行って貯めたお金で趣味の旅行に出かけることもありました。盛りだくさんの毎日でしたが、研究室の恩師、大学の同期や先輩のおかげで有意義な学生生活を送り、無事に卒業することができたと思います。