現地法人の社員や本社の他部署の方と連携しながら一つ一つ課題解決に努めています。その結果として、実際に自社製品を患者さんにお届けし、「がんが小さくなったよ」という話を医師から聞いたり、製品の売り上げが伸びたりした時には非常に嬉しく感じます。
2017年3月卒業
元々学生の頃から「がん治療」に興味があり、がん領域を専門とする仕事をしたいと思っておりました。動物病院での実習や製薬会社でのインターンを経験する中で、抗がん剤をお届けすることで世界中のより多くの生命を救うことができる製薬会社に魅力を感じ、現在の会社に就職を決めました。初任地ではがん領域担当のMR(医薬情報担当者=医師に薬の情報を提供する営業職)として札幌エリアを中心に地域の基幹病院・大学病院を担当しておりました。現場で経験を積むうちに、「もっと広い、世界中の患者さんの力になりたい」という想いが強くなり、社内公募制度を利用して2022年に現在の部署に異動しました。後から考えてみると、「がん領域」と「グローバル」という2つの軸が私の今のキャリアに繋がっていると思います。
現在の部署では、東アジア、中南米、南アフリカを対象に自社の抗がん剤のマーケティング戦略を立案・推進しています。具体的な業務としては、自社製品のプロモーション方法の検討、各国の医師が参加する講演会の企画・運営、現地のMRが病院で使うための販促資材の作成、など多岐にわたります。海外の国々は、日本と違って医療環境や健康保険の制度が十分に整っていない地域も少なくありません。そのため、現地法人の社員と密に連携しながら、それぞれの国のニーズや制度に合わせた「地域最適化(ローカライズ)」を常に意識して仕事を進めています。各国のキーパーソンとなる重要な医師と直接面談をしたり、最新の治療データや医学の知見を得るために海外の国際学会に参加することもあるため、海外出張の機会も多く、日々ダイナミックな刺激を受けながら働いています。
自社製品を通じて新興国市場における医療改善に貢献していることにやりがいを感じます。私の担当地域は各国で医療環境が異なることに加え、文化的背景も大きく異なるので、日本での常識が通用せず、想定外なことも多く発生します。その中でも現地法人の社員や本社の他部署の方と連携しながら一つ一つ課題解決に努めています。その結果として、実際に自社製品を患者さんにお届けし、「がんが小さくなったよ」という話を医師から聞いたり、製品の売り上げが伸びたりした時には非常に嬉しく感じます。加えて、異動当時は私の英語力に課題があり、英語で「話す・聞く」ことが苦手でした。しかし海外との意思疎通を重ねる中で徐々に向上し、今では海外の医師と英語でディスカッションができるようになりました。このことは私自身のスキルアップにも繋がったと感じております。
研究室活動と学外活動です。研究室活動として、私は獣医生理学教室に所属しており、遺伝子変異を有するラットを用いた研究を行っていました。ラットの世話や生体データの解析、文献の調査など大変なこともありましたが、6年次の最後に学会で研究の成果を発表できたときの達成感は最高でした。また研究室のメンバーで旅行やBBQなど楽しんだことも思い出です。学外活動としては4年次に台湾の国立中興大学での臨床研修に参加したことが思い出に残っています。大学での講義や附属の動物病院での実習を通じて、台湾での最先端の獣医学を学びました。また日本の他大学からの参加者や中興大学の学生との交流も多く、毎日が刺激的でした。特に印象的だったのが、台湾のほとんどの学生は第二外国語の英語や日本語を流暢に話していたことです。危機感を感じたと共に、将来はグローバルな環境で仕事をしたいと思うようになった原点であったと感じます。