大学・大学院時代には、同じ志を持つ多くの仲間との出会いにも恵まれました。勉強はもちろん、共に遊び、寝食をともにした仲間は、今でもかけがえのない存在です。 さらに、学生時代に恩師から学んだ「学び続ける姿勢」は、獣医師となった現在も最も大切にしていることの一つです。
2008年学部卒業/2015年大学院博士課程修了
私は獣医師の父のもとで育ち、幼い頃から動物病院が身近な環境にありました。しかし、最初から獣医師になると決めていたわけではありません。進路を考える頃、初めて父に将来について相談した際、獣医師という仕事の魅力や、動物の命を守る責任とやりがいについて話を聞く機会がありました。その話を聞いたとき、「獣医師という仕事がとても魅力的に感じて、自分もこの仕事に挑戦したい」と強く感じたことを覚えています。
また、私は動物が好きという気持ちだけでなく、医学や科学にも興味がありました。獣医師は動物を診るだけでなく、病気の原因を考え、診断し、治療方針を組み立てる仕事です。動物と関わりながら専門知識を生かせることに大きな魅力を感じ、この道を選びました。
私は動物病院で犬や猫を中心とした診療を行っています。仕事内容は、体調を崩した犬や猫の診察・治療だけでなく、ワクチン接種や健康診断などの予防医療、手術、入院管理、飼い主様への説明まで多岐にわたります。また、地域のノラ猫の不妊手術や保護猫の受け入れにも取り組み、地域社会にできる範囲で貢献できるよう努めています。私は神経科を専門としており、てんかんをはじめ、脳や脊髄の病気など神経疾患の診療にも携わっています。近年の獣医療は高度化しており、一人の獣医師だけで全てを担うことは難しくなっています。そのため、皮膚科、眼科、循環器科、腫瘍科など、それぞれの専門性を持つ獣医師や愛玩動物看護師と連携しながらチーム医療を実践しています。
動物の健康を守ることはもちろん、飼い主様が安心して動物と暮らせるよう支えることも、獣医師の大切な役割です。
獣医師の仕事のやりがいは、病気やけがで苦しんでいた動物が元気を取り戻し、飼い主様と笑顔で帰っていく姿を見ることです。言葉を話せない動物のわずかな変化を見逃さず、診断や治療につなげることができたときには、大きな達成感を得られます。
また、獣医療は日々進歩しているため、獣医師になってからも継続して学び続ける必要があります。新しい知識や技術を身につけることで、これまで救うことが難しかった命を助けられる可能性が広がることも、この仕事の大きな魅力です。
さらに、獣医師は動物だけでなく、その家族である飼い主様とも深く関わる仕事です。治療を通じて信頼関係が生まれ、「ありがとう」という感謝の言葉をいただいたとき、自分の仕事が動物や飼い主様の力になれたことを実感します。命に向き合う責任は大きい仕事ですが、それ以上に喜びとやりがいを感じられる職業だと思います。
学生時代は、獣医放射線学教室の神経班に所属し、神経疾患という分野に出会いました。その経験をきっかけに大学院へ進学し、恩師のもとで犬・猫のてんかんや脳・脊髄疾患について、研究と大学病院での診療を通してさらに深く学びました。診断や治療について考察を重ねるだけでなく、論文の読解や学会発表などを経験し、科学的な視点で物事を考える力を養うことができました。
また、大学・大学院時代には、同じ志を持つ多くの仲間との出会いにも恵まれました。勉強はもちろん、共に遊び、寝食をともにした仲間は、今でもかけがえのない存在です。
さらに、学生時代に恩師から学んだ「学び続ける姿勢」は、獣医師となった現在も最も大切にしていることの一つです。獣医療は日々進歩しているため、卒業はゴールではなく、新しい知識や技術を学び続けることが、より良い獣医療につながると考えています。