勉強は第一に考えていましたが、サークル活動やアルバイトを積極的に行なったことで、様々な人と交流することができました。そこでの出会いや経験によって聞く力・伝える力を培うことができたと考えております。
2018年3月卒業
家畜の予防衛生に重きを置いていたからです。
学生時代、研究室ではアユの免疫機構について研究しており、いかに病気を予防して水産物としての価値を保つかを考えておりました。
畜産でも農場の生産性を上げるために家畜を病気にさせない予防衛生が広がっていることを学び、JA全農家畜衛生研究所(以下、全農家衛研)も予防衛生を業務方針に掲げていることを知りました。この業務方針が学生時代の研究内容と似ていたことに惹かれ、入会を決めました。また、畜産では病気の対応に加えて、農場経営という視点も求められることも新鮮でした。
全農家衛研の職場は千葉県にある検査室と全国5か所の分室に分かれています。
私は東北6県を担当している北日本分室に所属し、主に養鶏場と養豚場への対応を行っています。普段の業務では農場を巡回し、豚や鶏の様子、飼養環境をチェックし、問題があればその場で指導を行いますが、病気の疑いがある場合や定期検査等の必要に応じて採血・採糞・解剖等を行い、千葉県の検査室にて諸検査を実施します。
その後は検査結果を基にワクチンプログラムや薬剤の変更、飼養管理の改善方法等を生産者に提案しながら問題解決を目指していきます。
生産者に感謝されたときです。
全農家衛研では臨床獣医師のように手術や直接の治療を行ったりはしませんので、すぐに結果が出ることはまれで、対策の効果が見えてくるのが早くて数カ月後といったこともしばしばです。それでも提案した予防対策により「冬季の死亡が減った。」「農場の経営が良くなった。」「今まで治療に費やされていた時間を他の作業に充てることができた。」などと言われると、頑張って良かったなと感じます。
サークル活動とアルバイトです。
勉強が学生の本分とは言いますが、コミュニケーション能力も獣医師として働く上で重要となるスキルです。もちろん勉強を第一に考え授業や試験に臨んでいましたが、サークル活動やアルバイトを積極的に行なったことで、様々な人と交流することができました。そこでの出会いや経験によって聞く力・伝える力を培うことができたと考えております。
将来を見据えてサークル活動とアルバイトに打ち込んだわけではないですが、今となってはこの経験が現在の業務に活きているととても感じています。