学生からのレポート Report

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“実験動物学教室”のいろは

3年次 松永 隼人(実験動物学教室)

 E棟5階に位置する実験動物学教室。この研究室では実験動物に対する3Rsの概念(詳しくはHPの研究室紹介をご覧ください)を軸とした研究テーマを取り扱っています。私は今年の5月に当研究室へ所属しはじめ、ようやっと慣れ始めて来たところです。我々3年生の室員は日々、動物の取り扱いに関する自主練習を行っています。今回はそれを紹介したいと思います。

▲ミミッキーによるゾンデ挿入練習の様子

 この写真はミミッキー(マウスの模型)を用いた保定、経口投与用のゾンデの挿入練習になります。このミミッキーも冒頭で述べた3Rsにおける“代替”に関するものです。なお、模型に慣れた後は生体のマウスを用いた練習を行っています。この実験動物学教室の室員はそれぞれ自分のマウスを管理し、自分のタイミングでこういった動物取り扱いの練習をすることができます。この経験値は、例えば他の実習科目でマウスを扱う時などで大いに役立ちました。

 マウスのゾンデ挿入にはより正確な背位保定を要求される為、練習あるのみです。実験動物学教室の雰囲気として厳しい印象を持たれることも多いですが、お互いコツや進捗なんかを話し合うなど研究室内での交流もそれなりにあります。3年生が1分近くかかってしまうような一連の流れも、先輩や先生方は15秒程度で済ませてしまうので脱帽です。

 研究室に所属して数か月経ち、当番や先輩の手伝いをしてより目標が明瞭化してきました。これからさらに忙しくなることが予想されるので長期休暇期間などは自己投資に当て、邁進したいと思います。

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