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牧場だより「継・いのち」 第93号 | 「助け合うことの実証」
第93号:「助け合うことの実証」
吉村 格(教授/副牧場長)
2012/05/01 更新
乗馬を楽しむコロニー雲仙の皆さん
我が国で障がい者の社会復帰率がもっとも高いといわれる社会福祉法人 南高愛隣会(コロニー雲仙)には年に一度はお邪魔して、職員の皆さんに話を伺ったり、障がい者の人たちと馬を介して遊ばしてもらったりしている。職員の皆さんの献身ぶりは、障がい者の人たちの明るく幸せそうな暮らしを支えるだけでなく、我欲に溺れそうな私の心までも清く正しく立て直してくれそうな気がする。何か実のあることをしてお役に立ちたいと思っているのだが何も出来ないまま10年が過ぎた。やはり職員の皆さんのように覚悟を決め腰を据えて取り組まなければ心ある仕事はできそうにもない。
動物と共に半世紀、特に本学に入学してからは濃厚に家畜と接してきた私であるが、実はヒューマニストである。全くの人間中心主義者なので「尊厳」という言葉は人間の命に与えられた言葉であると堅く信じている。それ故、私の考えの基軸は人間の命と平等な命などないということになる。しかし、そんな人間として生まれながら皆が平等かというと、なんと不平等なことかと思わずにはいられない。4人の子をもつ私の障がい者に対する思いは「この重度の障がいが、何故この人にあって私にはなかったのか、その人の子供であって私の子供ではなかったのか」と問う神谷美恵子女史に近い。
コロニー雲仙に通って目から落とした大きな鱗がある。子供を育てるということは普通の子であっても大変なのに障がいをもつ子であれば尚更のことであると思う。つい大変だナーと感じてしまう心が言わした言葉があった。ある日、障がい者の皆さんと動物との触れ合い活動が終わって「大変でしょうが、これからも頑張って下さい」と不用意に挨拶をしたことがある。母親達の顔は急に曇った。かっての高慢な私にはこの物言いが「今の生活は不幸ですね」という意味を言外に含んでいることなど理解することはできなかったのである。精一杯の折り合いをつけながら日々を普通に暮らしている人達に向かって「大変でしょう」「頑張って」などという言葉は全く必要ないのである。
グループ分けした場合の私には「健常者」という絶対言語が冠せられる。しかし彼ら障がい者の中に入って活動すると自分はどの階層に位置するのか、自分は何をもって「健常者」と呼ばれるのかが分からなくなってしまう。そこに存在するのは優れた部分もあり劣った部分もある比較言語で表される自分という人間である。私のもてる部分で彼らの足りない部分をどのようにして補うことが出来るのだろうか、勿論逆の立場も十分に有り得る。それを実証するかのように「たくさんの笑顔とたくさんの元気をもらいに来ませんか」と『ふれあい乗馬会in日獣大』が5月20日に開催される。「動物介在活動の会」の学生を中心に実施されるが、参加した学生は自分でも知らないうちに自分という存在をいろんな立場と角度から学んでいると思う。素晴らしい人間教育の場である。