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第174号:動物科学科1年次新入生オリエンテーション

動物科学科 1年次担任 中尾暢宏(動物生理制御学 准教授)

2017/05/17 更新
 恒例の動物科学科1年次の新入生オリエンテーションが4月20日から21日の1泊2日で実施されました。オリエンテーションは、必修科目のフレッシュ・ゼミの一環であり学生が同級生および動物科学科教員と親睦を深めることを目的としています。私にとってのオリエンテーションは、本学に入職した当時の思い出深い行事です。個人的な昔話になりますが、私が初めて富士アニマルファームを訪れたのはオリエンテーションがきっかけで、富士アニマルファームの施設や機器の特徴など全てが新鮮でした。特に実際の搾乳や不意に目の前で始まった直腸検査は、かなり驚き興味をもったことを鮮明に覚えています。この様な経験は、入学して間もない学生にも体験してほしいと思っています。
 オリエンテーションは、親睦を深める以外にも新入生が座学で学ぶうえでモチベーションを高める効果があると思います。そこで、今年度は企画者の立場から新しい試みとして2つのことを企画しました。1つ目は、本学において2名の卒業生を講師に迎えて4年間を過ごすための「新入生へのアドバイス」について講話して頂きました。講話では、動物園における畜産学の必要性、動物観察の視点、社会性、人脈の構築、多岐にわたる知識の蓄積、英語力の必要性、4年間の学生生活で習得したことなどを拝聴し、これからの学生生活を有意義に過ごす糧になったと思います。質疑では、初めは戸惑い気味の学生たちでしたが一人、二人と質問していくうちに活発になり今しか聞けない疑問を先輩にぶつけ解決していました。この講話の次に続く富士アニマルファームの見学では、講話で感じたこと、畜産の現場について体験し実感したと思います。富士アニマルファームでは、1班11~12人の学生に対して教員2名から施設の説明を受けました。見学施設は、牛乳(飼料調整室・独房・牛乳処理室)、搾乳牛舎、子牛(カーフハッチ)、堆肥舎、厩舎、肉牛(臨床センター)、羊(放牧場)、乾乳舎、育成舎になります。施設の詳しい内容は、これから座学で学びますが実際に実物を自由に見て触って、観察しながら、家畜について学べるのも富士アニマルファームの醍醐味ではないでしょうか。2つ目の企画は、この見学時に実施した簡単な課題(富士アニマルファームにいる動物を観察しよう!)になります。例えば、ブラウンスイスは何処にいましたか?など。ブラウンスイス?って何だろうと思った学生もいたと思います。ただ可愛いとかでなく、質問も多く見受けられ積極的に見学に参加できたことと思います。
 2日目は、朝4時45分から27名の参加希望学生が搾乳風景を熱心に見学しました。その後、富士サファリーパークを訪問し獣医師より動物園の役割ついての講演を拝聴した後、施設内を見学しました。今年度も動物園の飼育員や野生動物関連に就職を希望する学生が多く見受けられました。いずれの進路に進むにしろ、卒業生の講話、アニマルファームでの体験、富士サファリーパークでの体験を大切に座学で貪欲に学ぶと共に、この経験を今後の学生生活に活かして自ら道を切り開いて欲しいと願います。
 最後に、この時期には珍しくインフルエンザが流行し、オリエンテーションが実施できるのか不安でした。結果的には、97名の新入生が参加し、無事に終えることができましたのは、卒業生(OB・OG)、富士アニマルファームの見学にご協力いただきました吉村格先生をはじめ牧場スタッフの皆様、富士サファリーパークのスタッフの皆様のおかげです。心より感謝を申し上げます。