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研究室キックオフミーティング:三年生の所属研究室が決まりました!

准教授 中尾 暢宏(動物生理制御学教室)

 春になると、草木が芽生え、躍動感を感じます。動物たちは繁殖活動が活発になり、生命の誕生が見られます。研究室でも新しいメンバーを迎え入れ、活気に満ちます。動物科学科では、3年次に研究室の配属が決まります。3年生は自分の興味のある研究室を訪問し、教員や先輩学生との面談を通じて、これから2年間の学生生活の中心となる研究室を選びます。そして、例年通り、今年度も5月上旬に配属先が確定しました。学生の中には、配属確定までに研究室の選択に悩んだ方もいたかと思います。私も学生時代に研究室の選択に悩み、入室決定直前に変更しました。変更したのは、第一志望の研究室が多くの学生に人気だったこともありますが、決め手は入室先の先輩による研究内容の説明がとてもわかりやすく、興味を持ったためです。正直に言うと、先輩からお話を伺う前までは、研究内容について難しくて理解できていなかったというのが事実です。現在、教員の立場から訪問してくる3年生に研究室の説明を行っていますが、研究内容や楽しさが伝わっているのか、学生の顔を見ながら、簡潔かつわかりやすく説明するように心がけています。配属された私の研究生活は日々指導教員と1対1で実験を行い、失敗や成功、試行錯誤の繰り返しでした。昼食も指導教員と一緒に取りました。おかげさまで、充実した研究生活を送ることができ、数多くの知識を得ると同時に技術を習得することができました。また、この経験は現在の研究基盤の構築にも繋がり、一生の親友との出会いをもたらしました。研究室での経験や苦楽を共にする仲間は、一生の宝になると思います。

 さて、私の所属する動物生理制御学教室には、11名の3年生が入室しました。当研究室も11名の増員により、より一層活気にあふれる研究室となりました。早速、新メンバーを迎えてキックオフミーティングを行いました。キックオフミーティングでは、室員メンバーの顔合わせと自己紹介、室員の心得、研究室の目標を共有しました。当研究室では毎年恒例の自己紹介BOOKを作成しています。私は、このBOOKを参照して学生たちの自己紹介に突っ込みを入れることを楽しみにしています。突っ込みにより、新メンバーたちの緊張をほぐしてあげられればと思っています。そして、室員メンバーが一体となって、新体制の研究室がスタートしました。新メンバーはすぐに実験見学に積極的に参加し、研究室の一員としてうまく馴染みながら、技術や知識を着実に身につけています。これからのメンバーの成長や研究室の発展が非常に楽しみです。今後もこのポテンシャルを維持できるよう教員と学生、そして学生同士が協力し合い、研究を楽しむ環境を作り上げていきたいと思っています。最後に、3年生の皆さん、学生生活の後半に差し掛かっていますね。ぜひ、充実した研究生活と素敵な出会いを大切にしてください。また、入学時や入室時の気持ちを忘れずに、学生生活の後半戦を楽しんでくださいね。

▲研究室メンバーの集合写真 キックオフセミナーにて

▲渡辺雄貴先生による実験手技のレクチャー

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