8月19日と20日の2日間にわたり、本学のオープンキャンパスが開催されました。当館はオープンキャンパスに合わせて特別開館し、展示室を公開しました。

▲企画展示の入り口

　今回の特別会館の目玉は企画展「日本獣医生命科学大学博物館 第1回企画展 キリンが来た道〜麒麟児 長次郎の歩み〜」のプレオープンです。「長次郎」とは、本学に古くから展示されているキリンの骨格標本の元になった個体の名前です。この骨格標本に関する詳細な情報は不明とされていましたが、当館の調査により日本で初めて繁殖に成功したキリンのペアである長太郎と高子の次男として誕生し、長次郎と名付けられた個体であることが判明しました。企画展では、日本におけるキリンの飼育の歴史を振り返りながら、長次郎が歩んできた道を紹介しています。

▲企画展示の様子

　オープンキャンパス当日はプレオープンした企画展を多くの方に見ていただくことができました。来館者の皆様からは、「パンダはよく報道されますが、キリンの歴史は新鮮でした。今動物園にいるキリンにも、もっと愛着を感じられそうです。」や「今普通にキリンが見られる事がすごい事なんだと思いました」などのご感想をいただきました。また、プレオープンした企画展のほかにも自然系展示室にて常設展示している剥製に興味を持たれた方が多かったようです。

▲自然系展示室常設展示の様子

　19日には450名、20日には428名、合計878名の方にご来館いただきました。昨年の同時期に実施したオープンキャンパスの来館者数と比較すると、2倍もの方々に展示を見ていただくことができました。10月1日に開催される本学のオープンキャンパスの際も博物館を特別開館する予定ですので、参加予定の方はご来館ください。

　なお、好評につき企画展のプレオープンを延長いたします。博物館の見学のご予約いただいた方は、現在のプレオープンの様子をご覧いただくことができます。正式な会期は改めて大学公式サイト博物館ページでご案内いたしますので、興味のある方はチェックしてください。

(学芸員 石井奈穂美)

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日本獣医生命科学大学　付属博物館
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