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私の家族さくらちゃん

4年次 山下 千尋(動物生体防御学教室)

 私には黒色の柴犬のさくらちゃんが妹にいます。さくらは、普通の柴犬より小柄で、散歩に行くと良く「豆柴ちゃん?」と聞かれることが多いです。しかも顔はシュッとしていて「べっぴんさんね~」とよく褒めてもらえる自慢の妹です!

 そんなさくらとの出会いは、屋上のペットショップでした。私は幼い頃、母と買い物に行くと、地下のスーパーマーケットの母とは反対に屋上のペットショップで可愛い動物たちを見ていました。小さい頃から動物が好きでたくさんの子たちを見る時間はとても幸せな時間でした。ペットショップの子たちは人前に来るとぴょんぴょんはしゃぐ子がほとんどでしたが、その中でずっとお座りをして微動だにしない子がいました。私が前に行って、挨拶をしてもずっとお座りをしていて、すでに大人の貫禄がありました。何日か通ううちに、地下のスーパーマーケットから迎えに来てくれる母の目にも留まりました。その後、一緒に来た父の目にも留まりました。そうなんです。この子が後のさくらちゃんです!ある日、また会いに行ったとき、出生日を見ると他の子よりも長く生きていることが分かり、ペットショップの店員さんに聞くと、前のペットショップでも出会いがなく、引っ越しをしてきたということが発覚しました。以前から動物を飼いたい私は親に相談しました。しかし、生き物を飼うということは責任も大きく、幼い私に全うすることができるのか、という話でその日は夜まで責任や命の大切さについての話をしました。しかし誰よりも居ても立っても居らずにいたのが母です。母の頭の中は、さくらの元気がない様子や、ペットショップの犬にしては出生日から長く経っていること、また引っ越しを余儀なくされるかも、という心配でいっぱいでした。私と父が犬を飼うということについて話していることはお構いなしに「飼おう!!」と言いました。私も父も驚きました。私たちの心の準備が整わないまま、その日「私たちが迎えなきゃ!!今電話する!」と、突っ走りました。もう父の言葉は右から左に流れ、聞こえていません。その日ペットショップから帰宅して間もなくしてすぐに契約しました!

 しかし、さくらにはもう一つの顔がありました。それはさくらを家に迎え入れたときです。家に一歩踏み入れると同時に誰よりもはやく駆け出し、初めて犬を触る私に突進してきたのです。私はあまりの勢いに恐怖で逃げ回りました。私の家は木製だったので、その日リビングの床の89%が削れました。加えて、私には年の離れた兄がいるのですが、その時は海外に留学していた為、約1カ月後に兄が帰宅した際に兄も家族が増えてる驚きとさくらの勢いに圧倒され逃げ回りました。その日からさくらは山下家1番のおてんば娘になりました。

 そんなさくらも今年で15歳を迎えます!日向ぼっこが大好きで一緒に日光浴をしています!最近ではオムツデビューしておしゃれしています。そして美人も健在です!これからもさくらともっとたくさんの思い出を作っていきたいです!

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