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蛍を見たことはありますか?

准教授 小柳 円(免疫生物学分野)

 蛍を見たことはありますか?お恥ずかしながら私はほとんど蛍を見たことがありません。
 基本的なゲンジボタルの生態は6月下旬から7月上旬にかけて、水辺の草むらに産卵された卵が孵化し、幼虫になり、水中に降りてきます。5月ごろに土の中で蛹になり、6月中旬から下旬ごろに成虫が発光して求愛?するそうです。ホタルが光るのは、お尻の近くに ある“発光器”の中に“ルシフェリン”という物質があり、“ルシフェラーゼ”という酵素と反応することで光を発します。

 ホタルが光る原理を利用した生命科学の実験方法の一つに“ルシフェラーゼアッセイ”というものがあります。ルシフェラーゼ遺伝子を目的の遺伝子のプロモーターの下流に繋いで、細胞に発現させ、基質(ルシフェリン)を加え、発光した量を測定することで目的遺伝子発現調節を調べる方法です。我々の研究室でも心理的ストレスにより発現が増加する遺伝子を用いて、ルシフェラーゼアッセイを行い発現調節に関わるプロモーター領域を調べたりもします。

 発光とは別に、研究でよく使われる生物由来の蛍光タンパク質にはオワンクラゲから発見された緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein:GFP)があります。こちらも我々の研究室ではよく用います。写真は刺激を与えると発現が増加する遺伝子にGFPを繋いで細胞に遺伝子導入したものです。刺激を加えると緑色の蛍光が強まるのがわかります。

 このように、免疫生物学分野では生物由来の蛍光タンパク質を利用して様々な実験を行っております。さて、今年こそは、飛んでいるホタルを探しに行きたいと思います(次回へ続く??)

刺激前

刺激後




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